クール&ザ・ギャングのドラマーで結成メンバーとして知られ、2023年に74歳で他界したジョージ・ブラウンの遺作となるアルバム『Where I’m Coming From』が本日・9月13日(金)にリリースされた。

クール&ザ・ギャングは、1969年にセルフタイトルの1stアルバム『Kool & the Gang』でデビューしたアメリカのファンクバンド。1973年発表の『Wild And Peaceful』収録曲の”Jungle Boogie”は、映画『パルプ・フィクション』の挿入歌として知られ、ビースティ・ボーイズやジャネット・ジャクソンが自身の楽曲にサンプリングした曲としても知られている。他にも”Celebration”や”Get Down On It”など数多くの代表曲を発表してきた。

そんなバンドの創設者で50年以上にわたりバンドを牽引したジョージ・ブラウンの遺作となるアルバム『Where I’m Coming From』は、先行シングルとしてリリースされた「What If」や「Shawty’s Got」を含む、16曲を収録。愛や家族、苦難、そしてそれを乗り越えることをテーマに、ブラウン自身の74年の人生を深く掘り下げた内省的な作品となっている。

今回のソロプロジェクトで、クール&ザ・ギャングのリズムの要として知られるブラウンは、ドラマーとしての枠を超え、ボーカリスト、ギタリスト、キーボーディスト、そしてパーカッショニストとしての多彩な才能を発揮。アルバムというフォーマットの枠を超え、1940年代のニュージャージーで過ごした幼少期から、最も影響力のあるバンドの一員として活躍し、その一生を遂げたブラウンの生涯をたどる旅路のような作品となっている。それぞれの楽曲は、愛、喪失、そしてレジリエンス(回復力)のストーリーを伝え、彼の豊かなキャリアを色濃く反映している。

『Where I’m Coming From』は、カリフォルニア州ウッドランドヒルズにあるブラウンの自宅に設立されたAlley Cat Studioで収録。プロデューサーはジョージ・ブラウン自身、エグゼクティブプロデューサーはクロード・イスマエルが務め、エンジニアには著名なウォルフガング・アイヒホルツ(ポーラ・アブドゥル、シーナ・イーストン)とラリー・ファーガソン(ライオネル・リッチー、バーブラ・ストライサンド)が参加した。

また、クール&ザ・ギャングは2024年10月19日にロックの殿堂入りを控えており、メアリー・J. ブライジ、シェール 、デイヴ・マシューズ・バンド、オジー・オズボーンなどの名だたるアーティストとともに表彰予定。『Where I’m Coming From』はバンドとしての快挙に先駆けてのリリースとなる。

父はいつも「良い歌には物語がある」と語っていました。心の痛みや苦しみ、喪失、喜び、興奮、幸せなど、父が74年にわたる人生で体験してきた全てを音楽を通して表現してきました。遺作となるアルバム『Where I’m Coming From』を通じて、父が単なるミュージシャンや有名人ではなく、もっと多面的な存在であったことを感じていただけたらと思います。彼は、夫であり、父であり、息子であり、兄弟、義理の父、友人、生徒、そしてメンターでもありました。ジョージ・ブラウンの音楽的視点は、多くの苦しみを乗り越えて得たものであり、それらを乗り越える力強さを与えてくれるものです。

息子ジョルジュ・ブラウン コメント

リリース情報

『Where I’m Coming From』
https://orcd.co/GeorgeBrownWICF 

収録曲

1. Gemma 

2. She Just Wants To Be Loved 

3. What If 

4. Leave It On The Fire Featuring Ami Miller 

5. Honey Featuring Ami Miller 

6. Nobody Loves Me Like You 

7. Tryna To Feel Your Need Featuring Ami Miller

8. Your Body Featuring Ami Miller 

9. Shawty’s Got 

10. Hands Up 

11. My Woman 

12. Dream Dancing 

13. It’s All About The Way You Love Me Featuring Ami Miller 

14. We Don’t Need A Reason 

15. Just To Make Her Happy 

16. Everything You Do 

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