ベルリン・ダブの重鎮DEADBEATが盟友MOODMANとともに新宿Bridgeに出演する。
カナダで生まれ現在ベルリンを拠点に活動するDeadbeatことScott Monteithは2000年代に入ってからプロデュース活動を開始し、16枚のアルバム、20枚以上のシングル、数え切れないほどのリミックスやコラボレーションを発表しており、現代のエレクトロニック・ミュージックのカノンの中で最も多作で、一貫して実りあるカタログを誇っている。
彼の初期の作品の音の深みにおいてモントリオールの街が大きな役割を果たしている。1998年に市内に移住してから、地元の音楽ソフトウェア開発会社Applied Acoustics Systemsで働き、夜遅くまで自身の創作活動に励んだ。そして2006年春ベルリンへ拠点を移すと世界中の名だたるクラブやフェスティバルから出演依頼がくるようになった。
DJとしては、初期のジャマイカのルーツから、イギリスやヨーロッパで支持された80年代と90年代のステッパーズバージョン、ダブ・サウンドを今までに聴いたことのないようなリズム構造が大きく異なる方向へと押し進める現在の世界的なプロデューサーたちまで、幅広いコレクションを有する他の追随を許さないダブ・アーカイヴィストである。
制作、DJ活動に加え、世界的に有名なRed Bull Music AcademyやMicrosoft、Abletonなどから教育的な講演でのスピーカーやワークショップの指導者として招聘されるなど彼の能力は高く認められている。膨大な創造的ビジョンを持つたゆまぬ革新者であり、20年以上に渡って絶えることのないScott Monteithの創造性はこれからも静まる気配はない。
イベント当日は、昨年のAdrian Sherwood、今年のDon Lettsとはまた色合いの違うダブを楽しめる夜となる。また、紅一点メキメキと東京クラブシーンに名を轟かせるFELINEの太い音にも飛ばされる覚悟が必要だ。
8月16日(金)World Connection – DEADBEAT –
Open 20:00 Start 21:00
Door ¥2000
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DJ:
DEADBEAT
MOODMAN
FELINE