超人ルイス・コール(Louis Cole)とメトロポール・オーケストラ(Metropole Orkest)との共演作『nothing』から新曲「These Dreams are Killing Me」が公開された。
「悲しみと喜びの間の完璧な幻覚ゾーンにいる」という楽曲「These Dreams are Killing Me」は、ルイス・コールがメトロポール・オーケストラとジュールズ・バックリーとコラボレーションするニューアルバム『nothing』から3番目に公開されたトラックだ。
皮肉にもこの控えめなタイトル『nothing』は、規模とサウンドにおいて真に壮大な作品であるため、思わず笑みを誘ってしまう。これまで以上にビッグで大胆、そして広がりのあるサウンド。ルイス・コールはこのプロジェクトのために、過去のヒット曲ではなく、一からまったく新しい組曲を書き下ろし、プロデュース、アレンジまで手がけた。
本作の17曲は、ルイス・コールのバンドに加えコーラス隊7名そしてジュールズ・バックリー指揮の50人編成オーケストラを率いて行ったソールドアウトのヨーロッパ・ツアーから生まれたものだ。ボーカルの一部再録音とインストゥルメンタルのオーバーダブを除いて、『nothing』で聴けるものはすべて、熱狂的なライブ演奏から厳選されたものとなっている。
メトロポール・オーケストラは、このプロジェクトにとって理想的なパートナーであることが証明された。80年以上の歴史の中で、エラ・フィッツジェラルド、パット・メセニー、ハービー・ハンコックなど、まさにルイス・コールが求めていたジャンルを超えた音楽性を持つレジェンドたちと共演してきた。さらに指揮者・編曲家・キュレーター・作曲家として活躍するジュールズ・バックリーが加わったことで、このプロジェクトはスケール的にも質的にも桁違いのものになった。ジュールズ・バックリーはグラミー賞を受賞した実績を持つユニークな存在で、オーケストラ音楽の常識や指揮者の役割を再定義してきた人物である。
アルバム全体としてはこれまでのルイスの音楽世界をメトロポール・オーケストラがさらに拡張させた内容であり、いつも以上に美しく、いつも以上にカオスになっていると言えるだろう。アルバムの開幕を告げる「Ludovici Cole Est Frigus」では、ルイスはドイツのヴッパータール・シュタットハレで、大ホールにある巨大なオルガンを自ら弾いて荘厳な世界を創り出し−−すぐに「Things Will Fall Apart」でタイト・ポップ・ファンクへ漕ぎ出していく。ルイスの過去作でシンセなどで表現されていたカオスなハーモニーが、メトロポール・オーケストラによって表現される瞬間は圧巻の一言。まさに、これぞルイスが語る「魔法」そのものだろう!
リリースinfo:
label: BEAT RECORDS / BRAINFEEDER
artist: Louis Cole (with Metropole Orkest & Jules Buckley)
title: nothing
release: 2024.8.9 (FRI)
CD 国内盤 (解説書・歌詞対訳付き):¥ 2,600 +tax
CD 輸入盤:¥ 2,000 +tax
LP 国内仕様盤 (数量限定/DLコード付き/ホワイト・ヴァイナル/日本語帯付き):
¥ 6,000 +tax
LP 輸入盤 (数量限定/DLコード付き/ホワイト・ヴァイナル):¥ 5,700 +tax
CD 国内盤 + Tシャツセット (S〜XL):¥ 7,000 +tax
日本語帯付き仕様盤LP + Tシャツセット(S〜XL):¥ 10,800 +tax
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