ロンドン出身の才媛シンガー・ソングライター、ニルファー・ヤンヤ(Nilufer Yanya)。これまでアデルやミツキ、ロキシー・ミュージック、ジ・エックスエックスなどのサポートを務めるなど、今最も勢いのあるアーティストである彼女が〈Ninja Tune〉との契約を発表。発表に合わせてニュー・シングル「Like I Say (I runaway)」をリリースした。

ビジュアルアーティストであり音楽を愛する両親、アイルランド系バルバドス人の母と、大英博物館に自身の作品が展示されているトルコ生まれの父の元で育った彼女は、12才の頃までには楽器の弾き方を覚えると、2014年頃からSoundCloudにデモをアップロード。2016年のEP『Small Crimes/Keep on Calling』を皮切りに、『Plant Feed』(2017年)、『Do You Like Pain?』(2018年)と2枚のEPをリリース。「BBC Sound Of 2018」にも選ばれる等、注目を集めるようになった。2019年のデビュー・アルバム『Miss Universe』がいきなりPitchforkのベスト・ニュー・アルバムを獲得すると、広く知られる存在となる。

その後、2022年にリリースしたアルバム『PAINLESS』は、再びPitchforkのベスト・ニュー・アルバムに選出され、Rolling StoneやThe Guardian、NME、New York Timesをはじめとする多くのメディアから絶賛を受ける。また、収録曲がSNIDELの「2022 AW COLLECTION ART MOVIE」に使用されるなど、2022年を代表するアーティストの一人となった彼女は、The Tonight Show starring Jimmy FallonやNPRの伝説的なTiny Deskなどに出演したほか、ロンドンのシェパーズ・ブッシュ・エンパイアでヘッドライナーを務め、ヨーロッパ、オーストラリア、アメリカでの公演を完売させるなど、常に脚光を浴び続けている。

また、コミュニティ・プロジェクト「Artists In Transit」の創設メンバーでもある彼女は、このプロジェクトにおいて、住居を失ったコミュニティや苦難の時代にある人々にクリエイティブなワークショップやその他の支援を行っている。

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