今年1月、トム・ヨーク(Thom Yorke)がダニエレ・ルケッティ監督の映画『Confidenza』(ドメニコ・スタルノーネの同名小説を映画化)のオリジナル・スコアを作曲したことを発表した。この映画は、ロッテルダム国際映画祭でワールド・プレミア上映され、4月24日にはイタリアにて公開される予定だ。
XL Recordingsは、トム・ヨークによる『Confidenza』オリジナル・サウンドトラックが4月26日にデジタル・リリースされ、7月12日にCDとLPがリリースされることを発表。あわせてシングル曲「Knife Edge」を、エリオ・ジェルマーノとフェデリカ・ロゼリーニが主演を飾るミュージック・ビジュアルとともに公開した。このビジュアルは『Confidenza』の編集を担当したアエル・ダリエ・ヴェガが映画からの場面を再編集している。また、収録曲である「Prize Giving」も同時公開した。サウンドトラックの導入曲「The Big City」は、2月にトム・ヨークがザ・スマイルのBBC 6 Music Artist in Residenceシリーズのプレイリスト内で一足先に披露している。
『Confidenza』は、ルカ・グァダニーノ監督が2018年に手掛けた『Suspiria』のリメイク版のオリジナル・サウンドトラックに続くもので、「Suspirium」はグラミー賞の映像メディア部門最優秀作曲賞にノミネートされた。サム・ペッツ・デイビーズ(トム・ヨーク『Suspiria』、ザ・スマイル『Wall Of Eyes』)がプロデュースした『Confidenza』では、サム・ペッツ・デイビーズとトム・ヨークが、ロンドン・コンテンポラリー管弦楽団と再び手を組み、ロバート・スティルマンやザ・スマイルのバンドメンバーでもあるトム・スキナーを含むジャズ・アンサンブルとも協働している。2019年、トム・ヨークはエドワード・ノートン監督の『Motherless Brooklyn』に音楽を提供し、2022年には『Peaky Blinders』の最終シリーズのために2曲のオリジナル・トラックを書き下ろした。
ここ最近、トム・ヨークはザ・スマイル(トム・スキナー、ジョニー・グリーンウッド、トム・ヨーク)としてツアーを行っており、2022年のデビュー・アルバム『A Light For Attracting Attention』に続く2枚目のスタジオ・アルバム『Wall Of Eyes』を1月にリリースした。3月に行われた直近のツアーで、この多作な3人組はザ・スマイルの新曲をさらに披露。ザ・スマイルは6月と8月にヨーロッパ・ツアーを再開する予定だ。
2024年7月12日(金)に世界同時発売となる本作、国内盤CDは解説書・歌詞対訳を封入した高音質UHQCD仕様でリリースされ、輸入盤はCDと通常ブラック・ヴァイナルに加え、数量限定クリーム・ヴァイナルと日本語帯付きの数量限定クリーム・ヴァイナルがリリースされる。また、CD +Tシャツセットの販売も決定。詳細は後日。
リリースinfo:
label: XL Recordings / Beat Records
artist: Thom Yorke
title: Confidenza
release: 2024.07.12
CD 国内盤 (解説書・歌詞対訳付き/UHQCD仕様):¥ 2,800 +tax
CD 輸入盤:¥ 2,200 +tax
LP 国内仕様盤 (数量限定/クリーム・ヴァイナル/日本語帯付き):¥ 5,900 +tax
LP 限定盤 (数量限定/クリーム・ヴァイナル/Indie Exclusive):¥ 5,600 +tax
LP 輸入盤:¥ 5,300 +tax
TRACKLISTING:
01.The Big City
02.Knife Edge
03.Letting Down Gently
04.Secret Clarinet
05.In The Trees
06.Prize Giving
07.Four Ways In Time
08.Confidenza
09.Nosebleed Nuptials
10.Bunch Of Flowers
11.A Silent Scream
12.On The Ledge