UKのインディー・エレクトロニック・シーンで確固たる地位を築いたマウント・キンビー(Mount Kimbie)が、待望のスタジオ・アルバム『The Sunset Violent』から盟友キング・クルール(King Krule)参加の新曲「Empty & Silent」を新たに解禁した。
本楽曲は、アルバム発表に合わせて公開された「Fishbrain」に続く先行シングルであり、昨日J-Wave「SONAR MUSIC」にて世界初解禁された。またバンドは今年8月にロンドンで開催される音楽フェスティバル『RALLY Festival』でヘッドライナーを務めることが発表された。
最新作『The Sunset Violent』は、前作のスタジオ・アルバムである『Love What Survives(2017)』の方向性を引き継ぎながら、現代のインディー・サウンド、シューゲイザー、エレクトロニカをシームレスに融合させ、今やロンドンのシーンを代表する存在となったマウント・キンビーの特異性と先進性の両方を見事に反映させている。
本作は、ロンドンでの仕上げ作業の前まで、カリフォルニアのユッカ・バレーという西部の田舎町で制作された。砂漠に囲まれた赤褐色の色調と寂れたアメリカーナの風景が、アルバム全体に漂い、一つ一つの楽曲の抽象的なストーリーテリングとモダンなソングライティングに完璧にマッチし、ここにマウント・キンビーの新たな名盤が誕生した。
ドム・メイカーとカイ・カンポスを中心に、長年のコラボレーターであるアンドレア・バレンシー・ベアーンとマーク・ペルが加わり4人体制となったマウント・キンビーは、ジェイムス・ブレイクとともにポスト・ダブステップという潮流を作り出し、シーンに影響を与える作品群を15年近くにわたって発表してきた。2010年のデビュー作『Crooks & Lovers』(Pitchfork、Mixmag、Resident Advisorを含む30以上のメディアで「Best Albums of the Decade」リストの上位にランクイン)以降、UKエレクトロニック・ミュージックの伝統を引き継ぎながら、現代のインディー・バンドの先駆的存在としての役割も果たしてきた。その評価をあらためて決定づけた前作『Love What Survives』にはキング・クルール、ミカチュー、ジェイムス・ブレイクらが参加、また2022年にはカイとドムそれぞれの才能を突き詰めた意欲作『Die Cuts | City Planning』をリリースしている。カイが、DJとしてのキャリアを成功させると同時に、ドムは、トラヴィス・スコットやシザ、メトロ・ブーミン、ジェイムス・ブレイクらのトラックを手がけるプロデューサーとしても活躍し、プロデュースしたジェイムス・ブレイクの「Loading」はグラミー賞にもノミネートされた。
マウント・キンビー待望の最新作アルバム『The Sunset Violent』は、4月5日 (金) にCD、LP、デジタル/ストリーミング配信で世界同時リリース。国内盤CDにはボーナストラックが追加収録され、歌詞対訳と解説書が封入される。LPは通常盤(ブラック・ヴァイナル)のほか、限定盤 (オレンジ・ヴァイナル) と初回生産限定日本語帯付き仕様盤 (オレンジ・ヴァイナル) も発売される。
リリースinfo:
label: Warp Records
artist: Mount Kimbie
title:The Sunset Violent
release: 2024.04.05
CD 国内盤:解説・歌詞対訳/ボーナストラック ¥ 2,600 +税
CD 輸入盤:¥ 2,000 +税
LP 輸入盤:¥ 4,000 +税
LP 限定盤:数量限定/オレンジ・ヴァイナル¥ 4,000 +税
LP 国内仕様版:数量限定/オレンジ・ヴァイナル/日本語帯付き/解説書封入¥ 4,300 +税
https://www.beatink.com/products/detail.php?product_id=13900TRACKLISTING
01. The Trail
02. Dumb Guitar
03. Shipwreck
04. Boxing (Feat. King Krule)
05. Got Me
06. A Figure In The Surf
07. Fishbrain
08. Yukka Tree
09. Empty and Silent (Feat. King Krule)
+ Bonus Track for Japan