ベルリンを拠点に活動するコンポーザー兼プロデューサーのベン・ブーマー(Ben Bohmer)が、〈Ninja Tune〉との契約を発表。オー・ワンダーと共同制作し、フェリックス・ラファエルをフィーチャーしたシネマティックな新曲「One Last Call」をリリースした。今後超限定のホワイトレーベル盤のリリースも予定されている。

2019年のデビュー・アルバム『Breathing』や絶賛を浴びた2021年のアルバム『Begin Again』といった作品を通して、現在急速に人気と知名度を上げているベン・ブーマー。世界の絶景でDJする音楽配信プラットフォーム「Cercle」の企画で、トルコのカッパドキア上空で熱気球に乗って録音されたライブセットは、YouTubeで2900万ストリーミングを突破し、同チャンネルにおけるエレクトロニック・ミュージックのセットとしては歴代10位の再生回数を記録している。すでにSpotifyだけでも5億回以上のストリーミングを記録。彼の月間フォロワー数は、この1年で100万人増え、現在360万人に達するなど急成長を遂げている。

ボノボやフローティング・ポインツ、オデッザ、バイセップ、ジェイダ・G、ティーシャら、シーンの最前線で活躍するアーティストを数多く抱える〈Ninja Tune〉との契約について、ベン・ブーマーは次のように語っている。

僕はずっと〈Ninja Tune〉を尊敬してきたし、大好きなエレクトロニック・アーティストたちが所属している。彼らと一緒に音楽をリリースする機会を得られるのは、とても光栄だよ。また、この場を借りて、過去5年間に僕の音楽をサポートし〈Anjunafamily〉のみんなにも感謝したい。ーBen Bohmer

公開された「One Last Call」は、ベン・ブーマーが〈Ninja Tune〉からリリースする最初の作品であり、前作『Begin Again』から2年振りのリリースとなる。グラストンベリー、プリマヴェーラ・サウンド、ライフ・イズ・ビューティフル、アウェイクニングス、ロスト・ヴィレッジ、ライトニング・イン・ア・ボトルなど、注目度の高いフェスティバルを含め、この1年間のライブ・セットで世界中の大観衆の前で演奏し、ファンにお披露目されたこのトラックは、未発表音源ながら熱狂的な反応を呼び起こしてきた。

歌詞は、おそらく誰もが経験したことのある状況について歌っている。今が最後のチャンスだと自分を納得させ、やらなければいけないと思いながらも、それを実行する勇気が持てないような状況。そのような状況は、一度や二度ではない。何度も何度も直面する。この曲は、欲求、願い、恐れ、決断への不安、夢、そしてやるかやらないかを決める勇気の間にあるせめぎ合いを描いている。特に、勇気がなくてできなかったり、言えなかったりすることをね。「One Last Call」は、典型的なラブソングではないけど、そう受け取られるかもしれないね。これは人生の岐路に立たされたときのストーリーなんだ。ーBen Bohmer

ここ数年間、ブーマーは『Begin Again』ワールド・ツアーをソールドアウトさせ、ブリクストン・アカデミーやラウンドハウスといった大型会場などを含めて75000人以上のオーディエンスを集め、ジェイミー・エックス・エックス、フォー・テット、バイセップ、カリブー、テイル・オブ・アス、アメリー・レンズ等と共演している。

またブーマーの楽曲は、ここ最近HAAi、DJサインフェルド、ザ・ブレイズ、バリー・キャント・スウィムといったアーティストによってリミックスされており、2021年には元ヴァンパイア・ウィークエンドのロスタムのトラックをリミックスしている。

リリースinfo

label: Ninja Tune
artist: Ben Bohmer
title: One Last Call
release: 2023.10.11

商品ページ: 

https://benbohmer.lnk.to/olc

Share.

Comments are closed.