大手グローバル企業との協業やメジャーアーティストコラボなど 日本発のAI作曲技術でグローバル市場に参入する新進気鋭のベンチャー企業「SOUNDRAW」3周年を迎えた。

創業当初より運営するAI作曲サービス「SOUNDRAW(サウンドロー)」は、AIによって生成される無数のサウンドフレーズを組み合わせ、楽曲を自由に作り出すことかができるWebサービス。独自の開発技術により2020年にリリースし、3年目の現在、初年度より登録者数が約40倍に増加しているという。

2年の開発期間を経て 2020年にAI作曲サービスとして、SOUNDRAWをリリースした同社の代表取締役社長の楠氏は、学生時代よりダンスをはじめ、コンテスト優勝を果たすなど音楽が身近な存在だった。

楠氏が、AIによる音楽のプロダクト開発を考案したのは2018年。当時は、実用的なAIサービスはほぼ存在しなかった頃。動画クリエイターをターゲットとし、動画があらゆる分野で拡大されると見込み、前職のエンジニアの仲間や知人の作曲家に協力を求め、4名で開発を開始した。無謀ともいえるゼロスタート。音楽制作をおこなう方やクリエイターが集まるイベントへ足を運び、実際に使ってもらい、感想を基に次の試験運用をおこなうなど、地道な活動をおこなった。幾度も試行錯誤を繰り返し、2年の開発期間を経てサービスをローンチ。AI作曲サービス「SOUNDRAW」は、日本からグローバル市場を目指すという想いでスタートを切ることとなった。

グローバルを見据えた戦略として、2022年12月、SOUNDRAW USAをマーケティング拠点に開設。拠点を置いたことで市場開拓にも繋がり、アメリカ・ヨーロッパを中心に少しずつ認知され始めました。2023年2月頃から、ChatGPTが注目されたことで追い風となり、再度AIに目を向けてもらえるきっかけとなった。海外での認知が向上するとともに、新規ユーザーの獲得に繋がり、現在、SOUNDRAWは北米を中心に75%が海外ユーザーで占められている。

世界には、約5,000万人のクリエイターが存在するが、動画クリエイターやアーティストには著作権問題がつきものだ。SOUNDRAWはその概念を覆し、著作権フリーなサービスとして発表。作成した楽曲はYouTube等、SNSへの使用や、社内PR動画など正式な動画に入れ込むことや、Apple Music、Spotify等へのアップロードすることもできる。

SOUNDRAWは“著作権フリー“のワードと共に注目され、グローバル企業や様々なアーティストからの賛同と支持を獲得、2023年6月にはオーストラリア発のデザインプラットフォームCanvaとの提携を発表している。さらに同年8月には、世界初、AI音楽とアーティストコラボレーションを発表し、ヒップホップ界を代表するアーティストFivio Foreignとの楽曲をリリース。これらが新規ユーザーの獲得に繋がっているという。

ゼロからスタートしたSOUNDRAWは、現在、東京10名ニューヨーク4名のメンバーで運営。現在のメンバーと出会い、起業当初の想いでもある“世界“が見えてきたという。“選ぶ“だけだった音楽は、AI作曲サービス「SOUNDRAW」により“作る“に変化する。今のサービスであれば、「動画にあった音楽が欲しい」というユーザーのニーズを満たし、世界中のクリエイター、アーティストが愛用するサービスになると確信しているとのことだ。

SOUNDRAWは、世界中の方に愛用されるサービスになるべく、2026年までに50万人の有料登録者数を目指し、さらなる革命を起こしていきたいとしている。

会社概要
会社名 :SOUNDRAW株式会社
所在地 :東京都港区北青山2-14-4 WeWork the ARGYLE aoyama
代表者 :楠 太吾
設立  :2020年2月12日
事業内容:AI作曲クラウドサービス SOUNDRAWの運営
企業HP :https://soundraw.io/ja


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