サンプルプラットフォームのSpliceが、AIを搭載した新たな楽曲制作ツール「Create」を公開した。

Createは、2022年にSpliceが発表した音楽制作アプリ「CoSo」をベースにした新機能。ブラウザベースで利用できる同機能では、AIによって検索されたSpliceのサンプルを組み合わせた楽曲制作が行える。

Createでは、12のスタイルからひとつを選択することができ、最初のStack(サンプルのレイヤーが並べられたもの)は、システムのAIによって”マッチング”された、さまざまなキーとBPMのサンプルのレイヤーで構成される。

Stackのレイヤーは最大8つまで追加できるほか、サンプルの入れ替えも可能。入れ替えるサンプルはパッド、コード、ボーカル、ブラス、FXなどのサンプルカテゴリーから選択できる。また音量調節、ミュート/ソロの設定、BPMの変更もでき、これらを調整しながら、ユーザーは自分好みのStackに仕上げることができる。

完成したStackは、ライブラリに保存できるほか、ステムまたはオリジナルサンプルとしてDAWにエクスポートも可能。またでにこの機能と統合されているAbleton Liveは、より手軽にステムやオリジナルサンプルを移行できるが、今後、FL Studioなどさらに多くのDAWとの統合も予定されている。

Splice「Create」
https://splice.com/sounds/create

現在はCreateの詳細を紹介する動画も公開中。

Text by Jun Fukunaga

Share.

Comments are closed.