ダブ&レゲエといったサウンドシステムカルチャーにおいて伝説的人物として知られたJah Shaka(本名非公開)が4月12日に死去したことがわかった。

Jah Shakaは、数々のレゲエスターを輩出したことで知られるジャマイカのクラレンドン・パリッシュ出身。50年代前半の幼少期の頃にイギリスに渡り、サウス・イースト・ロンドンを拠点に活動を開始。その数年後、地元のサウンドシステムFreddie Cloudburstに参加したことをきっかけに音楽業界入りを果たした。

ラスタファリズムとアメリカの公民権運動からインスピレーションを得たJah Shakaは、その後すぐに自分のサウンドシステムを設立。重低音とダブワイズなステッパーおよびエクスクルーシブなダブプレートを武器にJah Shakaのサウンドシステムは、設立から数年のうちにジャマイカで最も尊敬される存在となった。

またJah ShakaはUKダブの祖とも言われ、多くのUKダブアーティストに影響を与えたほか、のちにイギリスで生まれたジャングルやドラムンベースの誕生にも大きな影響を与えた。

RAによるとJah Shakaは亡くなるまで定期的にツアーを行うなど精力的に活動を続けており、今年はロンドンのクラブやイギリスの音楽フェスへの出演も決まっていた。また日本でも定期的に来日ツアーを行っていたため、日本のファンも多い。

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