今月来日を控えるThe 1975のMatthew Healy(マシュー・ヒーリー)が、イギリスのインディペンデント・レコードレーベル「Dirty Hit」を運営する企業「Dirty Hit Limited」の取締役を辞任したことがわかった。

Matthew Healyは、2018年12月にDirty Hit Limitedの取締役に任命され、2023年4月4日に辞任するまでその役割を担っていた。PitchforkによるとThe 1975やDirty Hit Limitedの取締役は公式にコメントしていないが、今回のMatthew Healyの取締役辞任は手続き上のものであるとされているようだ。

Dirty Hit Limitedは、取締役でありレーベルの創設者であるJamie Oborne、Ugo Ehiogu、Brian Smithによって2010年に設立された企業。2017年にUgo EhioguとBrian Smithは取締役を解任されるも、Brian Smithは後に再任されている。

The 1975は全ての音源をDirty Hitを通じてリリースしており、同レーベルにとっての看板アーティストになっている。Matthew Healyは、レーベルメイトのBeabadoobee、No Rome、Blackstarkids、Japanese Houseと一緒に音楽を制作するなど、レーベルにとっても最重要人物と言える存在だ。また、同レーベルに所属する日本人アーティストのRina Sawayamaは、アルバム『Sawayama』のデラックス盤でThe 1975の「Love It If We Made It」をカバーしている。

Matthew Healyは今年出演したポッドキャスト番組『The Adam Friedland Show』で日本人などを侮辱するトークに加担したとして炎上していた。

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