日米ハーフのシンガー・ソングライター、ワリス(Wallice)が日本への想いを歌ったシングル「Japan」をリリースし、日本で撮影したMVも公開。英語バージョンに加えて日本語バージョンも同時リリースしている。

The 1975やリナ・サワヤマ、ビーバドゥービー等が所属するUKのインディー・レーベル、Dirty Hitに所属するワリス。自身の感情を内省的な歌詞で表現することを恐れない彼女が、今作ではより深い領域に踏み込みんでいる。心の琴線に触れ、家族の大切さ、そして一瞬一瞬を大切にすることの必要性を思い出させてくれる素晴らしい楽曲に仕上がっている。

また、ワリスはシングル「Japan」のMVも公開している。このMVについて、彼女は「このビデオは本当に特別なものです。コロナの影響があったので、4年振りに日本に帰ってきました。私は日本が大好きで、世界で一番好きな場所なの。パンデミックを経験し、成長するにつれ、自身の文化との接点が失われてしまったように感じています。小さい頃のように週末に父の家に泊まることもなくなり、日本語を積極的に聞いたり話したりすることもなくなりました。日本語の理解力がかなり低下しているように感じていたので、日本に戻って数日経ってから、色々なことが思い出されたのは良かったと思います。このビデオで、日本の美しさと神秘性を表現したいと思い制作しました」と語っている。

「私の父は東京で生まれ育ち、27歳まで東京に住んでいました。また、母は90年代に数年間東京に住んでいたので、日本の文化は私のアイデンティティに大きな影響を与えています。日本にいる父の家族のことはよく知りません。小さい頃に祖父の葬儀で一度会ったことがあるだけで、その後、祖母は他界してしまいました。最近、母がカリフォルニア州からジョージア州に引っ越したため、故郷と呼べる場所が無くなってしまいました。この曲では、故郷がどこにあるのか、そしてなぜ私がこれほどまでに日本に惹かれるのかを歌っています」とワリスは新シングル「Japan」についてコメントしている。

今シングルのカップリングとして「Japan」の日本語バージョン「日本」を同時リリースしている。日本語の歌詞は日本人アーティスト、NTsKi(エヌ・ティー・エス・ケー・アイ)の協力を得て制作された。

本シングルは今年初頭にリリースされたEP『90s American Superstar』以来の作品となる。ワリスは成長することへの不安を表現し、彼女の時に毒舌で自虐的な歌詞はZ世代にとって最もエキサイティングなアーティストの一人として注目を集めている。

【シングル情報】
アーティスト名:Wallice (ワリス)
タイトル: Japan (ジャパン)
発売日:2022年11月30日(水)
レーベル:Dirty Hit

<トラックリスト>
1. Japan
2. 日本
ストリーミングリンク : https://found.ee/4Anmj

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