10月14日にリリースしたブライアン・イーノ(Brian Eno)の17年ぶりのヴォーカル・アルバム『FOREVERANDEVERNOMORE』より「Garden of Stars」のミュージック・ビデオが本日公開になった。このミュージック・ビデオは、イーノと、アルバムのアートワークを手がけたニック・ロバートソンによって制作された。

今作『FOREVERANDEVERNOMORE』現在の気候の非常事態をテーマに、イーノが全曲プロデュースを手掛けている。本日ミュージック・ビデオが公開となったアルバム収録曲「Garden Of Stars」について、イーノは次のようにコメントしている。「我々が住む宇宙が生まれ、繁栄し、最後には消滅するのを客観的に見ている自分を想像してほしい…あるいは、平行宇宙に存在する別の自分が分裂するのを想像してほしい」また、アートワークを手掛けたロバートソンは、「このミュージック・ビデオは、新しい花の交配種が作られ、数多の星が天空を埋め尽くすのを想像しています」とコメントを寄せている。

先日イギリスのラジオ番組BBC 6Musicで放送されたIggy Pop (イギー・ポップ)との対談で、イーノはアルバムについて次のように語った。「このアルバムは、自分にとって興味深いと思える音の世界を作ることから始めました。そしてマイクを手に取り歌い始めました。だから、ほとんどの曲にはリズムがなく、コードチェンジもほとんどない。 風や雨のように他の要素があるべきだと思ったから、ヴォーカルは必ずしも全て同期しているわけではなく、自然に起こるものなのです。ほとんどの場合、マイクをつなぐと何が起こるかという、かなり即時的なアプローチでした。いい音が出て、突然別の場所にいる別の人間になって、冒険してみようかなと思ってね」

また、本作のドルビーアトモス音源を使用してアルバムを最大限堪能できる試聴会を御茶ノ水 RITTOR BASEにて開催決定。ブライアン・イーノの最新作の世界観をサウンド・インスタレーションとして楽しめる特別なイベントになるだろう。

*アーティスト本人の出演はございません

日時:*各セッション9名のみ/70分程度を予定
11月21日(月) 13時、14時半、16時、17時半、19時、20時半
11月22日(火) 13時、14時半、16時、17時半、19時、20時半
11月23日(水祝) 13時、14時半、16時、17時半、19時

料金:¥1,500 

チケット:Peatixにて販売中
https://eno-foreverandevernomore.peatix.com

会場:御茶ノ水RITTOR BASE
東京都千代田区神田駿河台2-1 OCCビルB1

70年代初頭にイギリスのバンド、ロキシー・ミュージックの創設メンバーの一人として世界的に注目を集め、その後、一連のソロ作品や様々なコラボレーション作品を世に送り出しているブライアン・イーノ。今作『FOREVERANDEVERNOMORE』では、現在の気候の非常事態をテーマに自身が全曲プロデュースを手掛け、ギタリストのレオ・エイブラハムズ、音楽家兼ソフトウェア・デザイナーのピーター・チルヴァース、ヴォーカリストのクローダ・シモンズ、音楽家のジョン・ホプキンスに加え、弟で音楽家のロジャー・イーノ、姪のセシリー・イーノと娘のダーラ・イーノが参加した全10トラックを収録。また、ブライアン・イーノは今作のドルビーアトモス音源の制作も行っており、この音源はApple Music、Amazon Music、ブルーレイオーディオで楽しむことができる。

なお、国内盤CDには、日本限定ボーナス・トラック「Breaking Down」が加わり11トラックが収録され、日本語解説書も封入。国内盤CDのパッケージは、環境アクティビストとして社会的活動を行ってきたブライアン・イーノのメッセージが込められた、リサイクル素材と堆肥可能素材を使用した仕様となっている。

▽商品情報
ブライアン・イーノ
『FOREVERANDEVERNOMORE』 (よみ:フォーエヴァーアンドエヴァーノーモア)
2022年10月14日(金)発売
通常CD UCCS-1325
定価:¥3,410(本体 ¥3,100 税率10%)
視聴・ご購入はこちら: https://BrianEno.lnk.to/al_FOREVERANDEVERNOMOREPR

▽収録曲
1. Who Gives a Thought
2. We Let It In
3. Icarus or Bleriot
4. Garden of Stars
5. Inclusion
6. There Were Bells
7. Sherry
8. I’m Hardly Me
9. These Small Noises
10. Making gardens out of silence in the uncanny valley
11. Breaking Down ※国内盤ボーナス・トラック

Share.

Comments are closed.