2001年に彗星の如くミュージック・シーンに現れ、等身大の想いを綴った歌詞と見事なメロディ・ラインで全世界に旋風を巻き起こした、2000年代を代表するシンガー・ソングライター、ミシェル・ブランチ。

18歳でデビューという、その年齢も話題となったのだが、何より世界を魅了したのは、彼女が紡ぎあげるメロディとその圧倒的存在感を持つヴォーカルだ。グラミー賞受賞歴を誇り、マルチ・プラチナム・ディスクを多数獲得する彼女が、前作より約5年振りとなる最新作スタジオ・アルバム『ザ・トラブル・ウィズ・フィーヴァー』を9月16日に全世界同時発売することを発表した。また、本日よりこの最新作からのファースト・シングル「アイム・ア・マン」が公開されている。

本日より公開された彼女の最新曲「アイム・ア・マン」について、ミシェルはこうコメントしている。

「『アイム・ア・マン』のコーラス部分は、ヴァースの部分よりもずっと前に書き上げていました。この曲は、“Me Too”以降、有毒な男らしさの世界から新しい道を見つけ出そうと奮闘する男性への共感から始まったものです。息子を授かったことで、男性が若い頃からどのように教えられてきたのか、供給し成功しなくてはならないというプレッシャーや、マッチョだと見なされるための負担、といったようなことを考え始めるようになりました。でも、物語というのは片方の側面からだけでは語ることはできません。私はこの曲を書きながら同情的な見方をしようとしていましたが、現代の男性が抱えているものは、イヴがリンゴを噛んで以来、女性がずっと抱えてきた苦悩に比べれば本当に微々たるもので、ある意味馬鹿げたことのように思えてきたのです。なぜ、ほとんどの大量殺人犯は男性なのでしょう? なぜ、2022年の今でも女性が結紮手術を受けるために夫の書面による許可が必要なのでしょう? なぜ、アメリカの女性たちは私たちの祖母のころよりも生殖に関する権利が少ないのでしょう? なぜ私たちは男性と同じだけの給料をもらっていないのでしょう? なぜ、娘たちに夜道を一人で歩いてはいけないと教えなければならないのでしょう? こういった疑問はまだまだ続きます。それでも、私たちは気概と優しさを持って、今までと同じように歩み続ければならないのです。他に選択肢はないのだから」

彼女の夫であるザ・ブラック・キーズのパトリック・カーニーとの共同プロデュースにより、世界的パンデミックによるロックダウン中に作り上げられたこの最新作『ザ・トラブル・ウィズ・フィーヴァー』は、ミシェルにとって通算4作目となるソロ・アルバムであり、高い評価を受けた2017年の『ホープレス・ロマンティック』に続く作品だ。自宅で過ごした時間は、ミシェル自身が持つ創造性をより羽ばたかせる機会を与えるものになったという。

「このアルバムは、2020年のロックダウンの期間、パトリックと私がナッシュヴィルにある自宅で過ごしている時に制作し始めた作品です。最初の頃はアルバムを作っているっていう感じではなくて、ただ自分たちの正気を保つために、一緒に音楽を演奏したり、スタジオでふざけあったりする時間を過ごしていたのですが、それが徐々にアルバムとして形になっていったのです」 ─ ミシェル・ブランチ

【リリース情報】
ミシェル・ブランチ
『ザ・トラブル・ウィズ・フィーヴァー』

2022年9月16日 世界同時発売
WPCR-18551 定価 \2,860 (税抜 \2,600)
解説・歌詞・対訳付
日本盤のみボーナス・トラック収録(予定)

収録曲:
01. Closest Thing to Heaven / クローシスト・シング・トゥ・ヘヴン
02. You Got Me Where You Want Me / ユー・ガット・ミー・ホエア・ユー・ウォント・ミー
03. I’m a Man / アイム・ア・マン
04. Not My Lover / ノット・マイ・ラヴァー
05. When That Somebody Is You / ホエン・ザット・サムバディ・イズ・ユー
06. You / ユー
07. Zut Alors! / ズット・アロー!
08. Fever Forever / フィーヴァー・フォーエヴァー
09. Beating on the Outside / ビーティング・オン・ジ・アウトサイド
10. I’m Sorry / アイム・ソーリー

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