現代音楽シーンきっての異才にして、ウィークエンドのプロデューサーや映画音楽家としても大活躍を見せているワンオートリックス・ポイント・ネヴァー (OPN) が、国内外の年間チャートに多数ランクインし、2020年最も評価の高い作品の一つとして挙げられたセルフタイトル作『Magic Oneohtrix Point Never』の一周年を記念し、豪華盤Blu-rayエディションを10月29日 (金) に発売することが決定した。




Dolby Atmos®(ドルビーアトモス)による空間オーディオ対応の音源は、昨年アルバムのミックス作業期間に考案・制作されたもので、音楽を手がけた映画『Uncut Gems (邦題:アンカット・ダイヤモンド)』、『Good Time (邦題:グッド・タイム)』で以外で、OPNがこの没入型オーディオ技術を取り入れた作品を発表するのが今回が初めてとなる。

オリジナルのステレオミックスとDolby Atmosミックスのアルバム全編に加え、このBlu-ray盤には、OPN自らによる「Lost But Never Alone」のリミックスとPC Music主宰のAGクックによる同じく「Lost But Never Alone」のリミックス、ラテンポップの歌姫、ロザリアをフィーチャーした「Nothing’s Special」、そして本日公開されたエリザベス・フレイザー (コクトー・ツインズ) との「Tales From The Trash Stratum」の4曲がボーナストラックとして収録。

さらにオーディオヴィジュアルの観点からOPNのキャリアを総括するような16本のミュージックビデオも収録される。それのミュージックビデオは、映画監督のジョシュ&ベニー・サフディ兄弟、現代アーティストのタケシ・ムラタやネイト・ボイスらが監督し、俳優のロバート・パティンソンやヴァル・キルマー、さらにイギー・ポップまで登場する。フォーテットが1時間におよぶリミックスを手がけ、ブルータリズム建築の名作として知られるロンドンのバービカン・センターをミュージックビデオにフィーチャーした「Sticky Drama」も収録。OPNは映像に対するこだわりにも定評があり、2016年にはLAのハマー美術館でもOPNの映像作品が展示されている。また本Blu-ray盤のメニュー画面は『Magic Oneohtrix Point Never』のアートワークも手がけたロバート・ビーティが担当している。




また今回のBlu-ray盤のリリースに合わせ、Dolby Atmosヴァージョンの音源のストリーミングもスタートする。

label: BEAT RECORDS / WARP RECORDS
artist: Oneohtrix Point Never
title: Magic Oneohtrix Point Never (Blu-ray Edition)

release date: 2021.10.29 FRI ON SALE

輸入盤Blu-ray
WARPBR318

BEATINK.COM:
https://www.beatink.com/products/detail.php?product_id=12095

Magic Oneohtrix Point Never (Blu-ray Edition) Tracklist:
(Stereo and Dolby Atmos®)
01. Cross Talk I
02. Auto & Allo
03. Long Road Home
04. Cross Talk II
05. I Don’t Love Me Anymore
06. Bow Ecco
07. The Whether Channel
08. No Nightmares
09. Cross Talk III
10. Tales From The Trash Stratum
11. Answering Machine
12. Imago
13. Cross Talk IV / Radio Lonelys
14. Lost But Never Alone
15. Shifting
16. Wave Idea
17. Nothing’s Special
Bonus Tracks
18. Lost But Never Alone (A. G. Cook Remix)
19. Tales From The Trash Stratum (Oneohtrix Point Never & Elizabeth Fraser)
20. Nothing’s Special (Oneohtrix Point Never & ROSALÍA)
21. Lost But Never Alone (Forced Smile Edit)

Music Videos:
(Stereo)
01. Boring Angel – Directed by John Michael Boling
02. Still Life (Excerpt) – Directed by Nate Boyce
03. Problem Areas – Directed by Takeshi Murata
04. Still Life (BETAMALE) – Video by Jon Rafman. VFX by Daniel Swan
05. Sticky Drama – A film by Jon Rafman and Daniel Lopatin
06. Repossession Sequence – Directed by Nate Boyce & Daniel Lopatin
07. Animals (Directors’ Cut) – Directed & Edited by Rick Alverson, starring Val Kilmer
08. The Pure and The Damned (featuring Iggy Pop) – Directed by Josh & Benny Safdie. Starring Robert Pattinson, Benny Safdie and Iggy Pop
09. Black Snow – Directed by Daniel Lopatin
10. We’ll Take It – Directed by Nate Boyce and Last Renaissance
11. The Station – Directed and animated by Daylen Seu
12. Long Road Home – Directed by Charlie Fox & Emily Schubert
13. Lost But Never Alone – Directed by Josh & Benny Safdie
14. No Nightmares – Directed by Nate Boyce
15. I Don’t Love Me Anymore (Karaoke Version) – Directed by Dasha Nekrasova
16. Sticky Drama (Four Tet Extended Version w/ Boiler Room & The Barbican) – Creative Directed by Oneohtrix Point Never, Directed and Edited by Ramone Anderson

Magic Oneohtrix Point Never
ニューエイジを脱構築したサンプル・コラージュの傑作『Replica』のような展開、〈Warp〉での初作にしてOPNの名前を広く知らしめた『R Plus Seven』における静謐な旋律、『Returnal』の強力なノイズ、『Garden Of Delete』や『Age Of』でのポップ・ミュージックへの意識的な接近、あるいは映画音楽の仕事を思わせる交響曲的な構築といったこれまでのOPNの音楽的要素を自在に行き来しながら、架空のラジオ局というコンセプトのもとそれらすべてが奇妙なほど見事に統合されたセルフタイトル作『Magic Oneohtrix Point Never』。ザ・ウィークエンドとして「No Nightmares」で歌声も披露しているエイベル・テスファイが、アルバム全体の共同エグゼクティブ・プロデューサーを務めている他、アルカやキャロライン・ポラチェックらがヴォーカルとして参加している。

Dolby Atmos
Dolby Atmosは、芸術的な表現を最大限に引き出し、アーティストとファンをより深く結びつける、まったく新しい音楽の創造と体験の方法です。Dolby Atmosで味わう音楽は、通常のリスニング体験を超えて、曲に没頭し、比類のない明瞭さと深さで細部を明らかにします。アーティストは、思い描くヴィジョンを完全に実現するためのさらなるスペースと自由を与えられ、リスナーのために新しいレベルの感情を音楽の中で解き放つことができます。幾重にも重ねられた楽器の動きを耳にすること。歌詞の間に歌手がたてる微妙な息づかいを聞き取ること。流れ込んでくるメロディーを体で感じ取ること。Dolby Atmosはそのような音楽体験を可能にします。




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