4枚目のスタジオ・アルバムとなる待望の新作『Screen Violence』を8月27日にリリースするチャーチズ(CHVRCHES)が、「He Said She Said」と「How Not To Drown」に続く先行シングル「Good Girls」のミュージックビデオを新たに公開した。




こちらはニュー・アルバム『Screen Violence』のすべてのヴィジュアル面を手がけるスコット・キアナンが監督しており、「He Said She Said」と「How Not To Drown」と合わせて構成される三部作のラストを飾っている。

「He Said She Said」のビデオでは、他人に操られながら自分のイメージを作ることへの疑問を、「How Not to Drown」では、大きな権力構造に押し込められも、再びそれに屈することを拒否することで、どん底からの脱出することを模索したんだ。でも「Good Girls」では、まわりがどう思おうと、自分が何者であるかを知っているという、ある種の自信を描いてる。それは、明確なビジョンを持つこと、あらゆる角度から見ることができる複眼のようなものだ。三部作において今回のビデオは、画像を形成するRGBで言えばブルーなんだ。同様に、すべてのビデオに登場する回転ドアのメタファーは、多くのオープンポジションを生み出してる。つまり、最初の暗室から続く可能性のある展開が、一周して再び戻ってくるんだ。「How Not to Drown」がそうだったように、「Good Girls」は前のビデオのラストシーンから続いていて、新たな結論へと導いていく。
– スコット・キアナン

「憧れの対象を葬り去るのは面倒」という冒頭の歌詞は、友人たちがある問題のある男性アーティストを愛することに対するいまの社会で持つ意味合いについて議論しているのを聞いて書いたもの。みんなが自分のヒーローを弁解するためにどれだけのことをするのか、それが私自身の世界での経験とあまりにも対照的であることに衝撃を受けた。女性は常に自分の存在権を正当化し、自分の居場所を確保しなければならない。良い女の子に悪いことは起こらないと言われているし、自分を小さく、安全に、受け入れられるように世間の理想に合わせていれば大丈夫だと言われているけど、それはクソみたいな嘘
– ローレン・メイベリー




ロサンゼルスとグラスゴーという遠く離れた場所で、ビデオ通話やオーディオ・シェアリング・プログラムを利用してレコーディングされたという本作は、ローレン・メイベリー、マーティン・ドハーティ、イアン・クックの3人によるセルフプロデュース作であり、今回はミックスまで本人たちで行ったと言う。それによって、まさにチャーチズならではの独創的かつ特別なアルバムが完成した。

アルバムタイトルの『Screen Violence』は、当初、バンド名の候補として挙がっていたものだという。10年後、このパンデミックのさなかで、『Screen Violence』(スクリーン上の暴力) という言葉は、これ以上ないほどに現実に当てはまっていた。人は自分の愛する人々ですら、テレビ番組のキャラクター以上に身近に感じるのが難しくなり、まったく別世界のようなトラウマに満ちた世界を経験することになった。そんななかでチャーチズは、この言葉を新しいアルバムのタイトルに決めた。『Screen Violence』のテーマは大きく分けて3つの形——スクリーン上で (on screen)、複数のスクリーンによって (by screens)、複数のスクリーンを通して(through screens) ——で表現され、孤独、幻滅、怖れ、傷心や後悔といった感情が描き出されている。

チャーチズによる3年ぶり待望のニュー・アルバム『Screen Violence』は、8月27日世界同時リリース!国内盤には、ロバート・スミスによる「How Not To Drown」のリミックスがボーナストラックとして追加収録され、歌詞対訳と解説書が封入される。数量限定の国内盤CD+Tシャツ・セット、限定レッド・ヴァイナルや限定カセットテープも発売される他、タワーレコードにて、数量限定で日本語帯付きヴァイナル(歌詞対訳・解説書封入)も発売決定!




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