ラッパー、プロデューサーで、ヒューマン・ビートボックスのパイオニアとしても知られたBiz Markie(ビズ・マーキー)が死去したことがわかった。




7月16日に57歳で亡くなったBiz Markieは、近年、10年間に及ぶ2型糖尿病との闘いに関連した健康問題に苦しんでいた。2020年4月には2型糖尿病の合併症で入院し、同年末には糖尿病性昏睡状態から脳卒中を発症。リハビリを行っていたが病状は悪化の一途をたどり、今年6月下旬にも死亡説が報じられてた。

『Goin’ Off』(1988年)などなどこれまでに5枚のアルバムをリリースしたBiz Markie。「ヒップホップのクラウン・プリンス」と呼ばれた彼のスタイルは、歌唱を交えたコーラスとビートボックスなどに代表され、当時の他のラッパーとは異なる独自路線を確立。後進ラッパーにも大きな影響を与えた。

代理人は、Biz Markie死去に関して、以下の声明を発表している。

「深い悲しみをもって、今晩、妻に見守られながら、ヒップホップのパイオニアであるBiz Markieが静かに息を引き取ったことを発表します。私たちはこの困難な時期のなかでいただいたサポート、数多くの電話や祈りに感謝しています。Biz Markieは35年以上にわたり、音楽を通じて永遠に称賛されるであろう芸術遺産をクリエイトしてきました。彼が妻や家族、親しい友人のもとを去り、その生き生きとした性格、絶え間ないジョーク、頻繁に交わされる会話が失われることを惜しんでいます。ご家族の皆様におかれましては、大切な方を亡くされたことをお悔やみ申し上げます」




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