昨4枚目のスタジオ・アルバムとなる待望の新作『Screen Violence』を8月27日にリリースするチャーチズ (CHVRCHES)。アルバムの発表に合わせて、バンドにとってヒーロー的存在であるザ・キュアーのフロントマン、ロバート・スミスが参加した最新シングル「How Not To Drown」が解禁されたが、今回新たに同曲のロバート・スミスによるリミックスが公開された。
ザ・キュアーのダークでアトモスフェリックなサウンドと、それぞれ特徴的なスタイルを持つロバート・スミスとローレン・メイベリーのハーモニーが融合したシングルを、壮大な映画音楽のようにしたオルタナティブ・バージョンとして楽しめるリミックスとなっている。なお本リミックスは『Screen Violence』の国内盤CDにボーナストラックとして収録される。
ロサンゼルスとグラスゴーという遠く離れた場所で、ビデオ通話やオーディオ・シェアリング・プログラムを利用してレコーディングされたという本作は、ローレン・メイベリー、マーティン・ドハーティ、イアン・クックの3人によるセルフプロデュース作であり、今回はミックスまで本人たちで行ったと言う。それによって、まさにチャーチズならではの独創的かつ特別なアルバムが完成した。
アルバムタイトルの『Screen Violence』は、当初、バンド名の候補として挙がっていたものだという。10年後、このパンデミックのさなかで、『Screen Violence』(スクリーン上の暴力) という言葉は、これ以上ないほどに現実に当てはまっていた。人は自分の愛する人々ですら、テレビ番組のキャラクター以上に身近に感じるのが難しくなり、まったく別世界のようなトラウマに満ちた世界を経験することになった。そんななかでチャーチズは、この言葉を新しいアルバムのタイトルに決めた。『Screen Violence』のテーマは大きく分けて3つの形——スクリーン上で (on screen)、複数のスクリーンによって (by screens)、複数のスクリーンを通して(through screens) ——で表現され、孤独、幻滅、怖れ、傷心や後悔といった感情が描き出されている。
チャーチズによる3年ぶり待望のニュー・アルバム『Screen Violence』は、8月27日世界同時リリース!国内盤には、ロバート・スミスによる「How Not To Drown」のリミックスがボーナストラックとして追加収録され、歌詞対訳と解説書が封入される。また数量限定の国内盤CD+Tシャツ・セット、限定レッド・ヴァイナルや限定カセットテープも発売される。