エレクトロニック・ミュージックの世界でもひときわ異彩を放つプロデューサー、コアレス。FKAツイッグスやジェイミーxx、サンファ、マウント・キンビー、カリブー、ムラ・マサら著名ミュージシャンが絶大な信頼を寄せるほか、ジャイルス・ピーターソン、ベンジーBやメアリー・アン・ホブスらUKの有名ラジオDJもかねて作品への期待を公言していたが、遂にデビュー・アルバム『Agor』を7月9日に〈Young(旧:Young Turks)〉から世界同時発売することを発表した。また同作より新曲「Joy Squad」を公開している。




新曲「Joy Squad」はカリブーやジェイミーxx、TNGHTが「BBC Radio 1 Essential Mixes」でプレイするなど、公式にリリースされる前からアーティストたちやファンの間で密かに話題となっていた。コアレスは新曲について「(聴いている人を)飲み込んで吐き出すクラブのジェットコースターを作る」という思いから作り上げられたと話しているように、新作の中でも特に際立ったクラブ・トラックとなっている。

自然に囲まれたウェールズ北部沿岸にある田舎街で生まれ育ったコアレスことルイス・ロバーツは、海洋学を学んぶかたわら、ポップスやエレクトロニカ、ハウスなどを吸収しエレクトロニック・プロデューサーとしてのキャリアに足を踏み入れた。2011年にデビューEP『4D』をリリースし〈Young〉と契約。その後サンファとのコラボを手掛けるほか、業界を震撼させたEP『Yūgen』を発表し、各メディアから注目の新人アーティストとして挙げられるなど世界中から彼へのデビュー・アルバムへの期待が高まっていたものの、その後は沈黙を保っていた。一方で、FKAツイッグスが2019年にリリースした『MAGDALENE』のプロデュースを手掛けたほか、カリブーやパフューム・ジーニアスらのリミックスを手掛けるなど、多くの著名アーティストからのラブコールは絶えなかった。そんな中でソロとしては5年という長い沈黙を経て新曲「Black Rainbow」をリリースし、早くもフォー・テットやジェイミーxxのSpotifyプレイリストにてフィーチャーされている。




デビュー・アルバム『Agor』のタイトルは、ウェールズ語で“開く”という意味で、感覚の境界線上に存在し、聴き手が馴染みのある音楽的領域から未知の領域へと導くこのレコードにふさわしいタイトルとなっている。ダンス、アンビエント、コンテンポラリー・クラシックといった様々な世界にまたがっていると同時に今までにないエレクトロニック・ミュージックがここに完成した。2021年7月9日(金)に世界同時発売される本作の日本国内仕様盤CDには解説が封入されるほか、通常盤CD/LPも本日から各店にて随時予約がスタートとなる。

label: BEAT RECORDS / XL RECORDINGS
artist: Koreless
title: Agor

release date: 2021.07.09
https://www.beatink.com/products/detail.php?product_id=11888




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