Netflixオリジナルアニメシリーズ「Yasuke – ヤスケ-」が昨日全世界配信が4月29日に開始したのに続き、フライング・ロータスが手がけた音楽が、一つのアルバムとしてリリースされることが決定!
ストリーミングとデジタル配信がスタートし、6月18日にはボーナストラックを追加収録した国内盤CD、9月24日には輸入盤LPとCDがリリースされる。
3年の製作期間をかけて完成したアクションファンタジー時代劇「Yasuke – ヤスケ-」。原案、プロデュースそして監督をラション・トーマスが務め、「ドロヘドロ」「進撃の巨人 The Final Season」や「呪術廻戦」など国内外を問わず高い評価を得ているMAPPAがアニメーション制作を担当、キャラクターデザインを小池健 (「LUPIN the Third -峰不二子という女-」)が手がけている。主人公のヤスケを、また、第93回アカデミー賞で『ジューダス・アンド・ザ・ブラック・メサイア』で助演男優賞にノミネートされ注目を浴びる俳優のラキース・スタンフィールドが演じ、プロデューサーを務めたサンダーキャット最新作『It Is What It Is』がグラミー賞を獲得したことも記憶に新しいフライング・ロータスが音楽・製作総指揮で参加するなど、各界を代表する才能が参加していることでも話題となっている。
先行公開された「Black Gold feat. Thundercat」と「Between Memories feat. Niki Randa」などの数曲を除いて、ほとんどの楽曲がインストゥメンタルで構成されたアルバム『YASUKE』。サンダーキャットは、オープニングテーマでヴォーカルを務めただけでなく、その卓越したベースプレイを随所で披露。戦国時代を生きたアフリカ系日本人、ヤスケの人生を表現するように、太鼓や拍子木のような日本の伝統的な打楽器と、ジャンベといったアフリカの打楽器を織り交ぜたハイブリッドなドラムパターンも、本作を特徴づける一つの大きな要因だが、そのビート・プロダクションと構成は、『Reset EP』や『Los Angeles』『Cosmogramma』といった初期のスタイルを思い起こさせる。またシンセサイザーが生み出す独特の雰囲気を加えたアプローチには、J・ディラの影響があったと明かしている。
『ブレードランナー』のようなアニメのスコアはあまり聴いたことがないと思う。だから俺にやらせてみなよって思ったんだ。いくつか俺なりの秘策があった。ディラがよく冨田勲やヴァンゲリスからサンプリングしていたことを思い出したんだよ。それがどれほど特徴的なサウンドになったかということもね。
– Flying Lotus
ロサンゼルスを震源地に、2000年代半ばに急成長したビート・ミュージック・シーンから登場し、ジャズとヒップホップ、エレクトロニック・ミュージックを融合した新たなサウンドで、時代を作り上げてきたフライング・ロータス。自ら音楽レーベル〈Brainfeeder〉を主宰し、サンダーキャットやカマシ・ワシントンといったスーパースターを輩出、ケンドリック・ラマーや故マック・ミラー、チャイルディッシュ・ガンビーノことドナルド・グローヴァーらと共に、先鋭的なサウンドをメインストリームへと押し上げてきた。その一方で、独自の審美眼で制作されたミュージックビデオや超実験的ホラー・コメディ映画『KUSO』といった映像プロジェクトを通し、音楽ファンやカルチャー・ファンに刺激を与え続けている。
Netflixオリジナルアニメシリーズ
『Yasuke -ヤスケ-』
Netflixにて全世界独占配信(全6話)
作品ページ: https://www.netflix.com/jp/title/80990863