今月、2日、薬物過剰摂取で心臓発作を起こし、ニューヨークのホワイト・プレーンズ病院に搬送され、重体と伝えられていたラッパーのDMXことEarl Simmonsが2021年4月9日に死去した。
海外メディアの報道によると、DMXは心停止に苦しんだ後、最期は家族に看取られて安らかに眠ったという。
「Earl は最後の瞬間まで戦士でした」と、DMXの家族は伝えている。また、「彼は心から家族を愛し、私たちも彼と過ごした時間を大切に思います。Earl の音楽は世界中の無数のファンに刺激を与えてきました。彼のレガシーは永遠です」と声明が出されている。
独特の発声や犬の鳴き声を模したシャウトで知られたDMXは、1990〜2000年代のヒップホップシーンで活躍。「Party Up (Up In Here)」や「Where The Hood At?」などのヒット曲で知られる。
また、俳優としても活動しており、2000年の『ロミオ・マスト・ダイ』ではジェット・リー、。続く『DENGEKI 電撃』(2001)ではスティーブン・セガールと共演。2003年の『ブラック・ダイヤモンド』(2003)ではジェット・リーと再び共演し、同作の主題歌「X Gon’ Give It to Ya」 は、マーベル映画『デッドプール』でもサントラとして起用されたことで再び注目を集めた。