人気インディーレーベル「Young Turks」が社名を「Young」に変更することを発表した。




この名称変更は、組織のすべての部門に適用され、それぞれの部門は次のように変更される。

Young – Record Company
Young Artists – Management Company
Young Songs – Music Publishing Company

〈Young〉は、ダニエラ・ラリータ、イーサン・P・フリン、FKAツイッグス、ジェイミー・xx、ジョン・タラボット、カマシ・ワシントン、コアレス、オリヴァー・シム、ロミー、サンファ、ジ・エックス・エックスなどが所属するレコードレーベル。〈Young Artists〉は、イーサン・P・フリン、ジェイミー・xx、コアレス、ムスタファ、オリヴァー・シム、ロミー、サンファ、ザ・ハクサン・クローク、ジ・エックス・エックスを代表するマネージメント会。〈Young Songs〉は音楽出版会社で、アーロ・パークス、ビーケイ、コアレス、フレッド・マクファーソン、クウェス・ダーコ、サンファなどが所属している。
https://y-o-u-n-g.com/

〈Young Turks / Young〉の創立者であるカイアス・ポースンは、レーベル名の変更ついて次のように述べている。

「本日をもって、〈Young Turks〉は〈Young〉へと生まれ変わります。今回のレーベル名の変更は、長い検討期間を経たもので、この発表を機に〈Young Turks〉の名称の由来や変更の理由を説明したいと思います。

<Young Turks>という名前は、もともとロッド・スチュワートの同名の曲からとったものです。最初にこの曲を聴いた時は、2005年でした。当時のインターネット検索機能を使って、この曲が誰の曲であるかを知るのに1週間かかり、また曲の意味を理解するのにはさらに時間がかかりました。この曲から若者たちの結束が想起できたので、私はその名前に魅かれ、その曲は自分達を完璧に表しているかのように思えたのです。つまり、何でもいいから何かをしたい、何かをするのを待っている10代の若者という意味で。

しかし、私達はこの言葉の深い歴史を知らなかったのです。特に、〈Young Turks〉というのは、1915年以降にアルメニア人虐殺を行ったグループの名称だったということを知りませんでした。この問題に関して深く知るための話し合いやメールのやり取りを続けていくうちに、この名前が人々を傷つけ、混乱させる原因になっていることが明らかになってきました。この名前が自分達にとって意味があったからこそ大好きでしたが、振り返ってみると、他の人々の声にもっと注意深く耳を傾け、もっと迅速に行動すべきでした。私達は常にポジティブな変化をもたらそうとしてきました。そして、今の私達の活動を考えれば、名前を変えるのは至極当然のことです。」-Caius Pawson

4月24日は、1915年のアルメニア人大虐殺のメモリアル・デイにあたる日であり、犠牲になった人々と生き残った人々を偲んで、レーベルはロンドンにあるArmenian Instituteという、研究と芸術を通じてこの多様な世界における現代のユダヤ系アルメニア人の生活を追求する文化的慈善団体に寄付を行ったと発表している。
 



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