電子チケット販売プラットフォーム「ZAIKO」が、MultiBaas ブロック チェーンミドルウェアを提供するCurvegrid社と提携し、NFT を活用してクライアントに新たな直接 収益をもたらす D2F(Direct 2 Fan)モデルサービス「DigitamaTM」をローンチした。
DigitalTamashii(デジタル魂)の略語である「DigitamaTM」は、ZAIKO独自のNFTサービス。本サービスを利用することによって、ファンはブロックチェーン台帳を通じてアーティスやイベントのデジタルコンテンツを自分だけの物である証明をすることが可能になり、デジタルコンテンツをコレクションしたり、その権利を転売し利益を上げたりと、これまで例がなかった全く新しい価値観で自らのデジタル資産の所有権を持つことができる。
アーティストや主催者は NFTがより高額で新たな所有者に転売された際に、一部の収益を受け取ることができる。現在、ZAIKOは、この新たな取り組みに対して関心のあるアーティスト・イベント主催者と限定的に開発を行なっており、今後も限定的ではあるが、アーティストとの開発を継続していく予定だ。
今回のNFTプロダクト発表について、ZAIKO CEO Malek Nasser(マレック・ナサー)とCurvegrid CEO Jeff Wentworth(ジェフ・ウェントワース)は以下のようにコメントを発表している。
ZAIKO CEO Malek Nasser
「NFT はデジタルアートや収集品などを販売するのに適したテクノロジーです。ZAIKO で 提供しているSTICKITSというデジタルマーチャンダイズも大きな成長を遂げており、 NFTサービスの実装は我々にとって自然な流れだと感じております。これまで同様にアーティストやイベント主催者に対して最先端のテクノロジーを提供できることを大変嬉しく思っております。」
Curvegrid CEO Jeff Wentworth
「ZAIKO は、アーティストやイベント主催者のサービスやイベントのデジタル化におけるマーケットリーダーとしての地位を確立しています。 NFT製品でZAIKOと提携することで、できるだけ多くのアーティストに次世代テクノロジーを提供できると考えております。当社のMultiBaasブロックチェーンミドルウェアは、市場投入までの時間を大幅に短縮し、クリエイターが自らの条件でファンと繋がっていくこと加速させてまいります。」
■NFTとは
NFT(Non-Fungible Tokens)とは、従来では困難であった形のないデジタル化されたコンテンツや、マーチャンダイズの所有権をビットコインのようにブロックチェーン技術を駆使し、コピーできない自分だけのデジタル証明書として発行できる非代替トークンです。これによって所有者は、今まで証明することが難しかった「デジタル資産」を自分だけの物だと証明することが可能になります。既に海外では有名アーティストの動画作品がNFTを利用して販売し、6億以上もの売り上げとなり話題になっております。多くの人々が、アートや珍しい記念品を収集していたように、デジタル資産を所有し、実際の商品と同じように、需要に応じて収集し、大きな価値で転売するなどの現象が起こり人気を博しています。