圧倒的な歌唱力と強烈な存在感で唯一無二の個性を放つナオミ・ “ネイ・パーム” ・ザールフェルト (g、vo) を中心に、ポール・ベンダー (b)、サイモン・マーヴィン (key) 、そしてペリン・モス(ds)の4人から成るハイエイタス・カイヨーテ。これまでに2度のグラミー賞ノミネートや世界最大のフェス、グラストンベリー他、数々のフェスティバルへの出演、ここ日本でもフジロックのグリーンステージでの出演、サマーソニック、グリーンルームへの出演を果たすなど世界的に確固たる評価を築き上げてきた。2015年の『Choose Your Weapon』以来、リリースから遠ざかっていた彼らが、フライング・ロータスが主宰し、所属するサンダーキャットがグラミー賞を受賞したことでも大きな話題となっている〈Brainfeeder〉と電撃契約!6月25日に、6年ぶりの最新作『Mood Valiant』をリリースすることを発表した。




あわせて、新曲「Get Sun」を解禁。2019年の終わりにリオ・デ・ジャネイロへ行った際に制作されたという本楽曲には、ブラジルの伝説的プロデューサー/アレンジャー、アルトゥール・ヴェロカイをゲストに迎えている。ヴェロカイによって、ホーンとストリングが加えられ、生まれ変わった楽曲を聴いたメンバーは、誰もが解き放たれた感覚を味わったという。

6年間にわたるアルバムの制作の旅路が始まったのはツアーの最中だった。『Choose Your Weapon』(2015年) のセットに加える新たな素材の制作に取り組んだのをきっかけに、2018年の秋頃には、トラックの大部分が出来上がり、残りはネイ・パームのヴォーカルを 待つだけとなっていた。しかしアメリカでツアーを行っている最中、彼女の乳癌が発覚。同じ病で母親を亡くしているネイは、すぐさまオーストラリアへ戻ると病院へ直行し、乳腺切除手術を受けた。彼女の回復を待って、バンドは曲作りを再開した。彼女の書いたリリックは、病に侵される以前に書いたものでさえ、まるで自分に訪れる運命を予知していたのではないかと思わせる内容だったという。」




自分の人生が奪われようとしていると感じたら、自分が何者なのか考えるようになる。
たぶん乳癌の恐怖を味わってからだと思う。私が持っているものが偽物ではないことを人生に証明しなくてはならないと決断した。私のたったひとつの願いは、生きて、自分が体験した時間と美を捧げること。 – ネイ・パーム

皮肉にも、『Mood Valiant』の完成と同時に、パンデミックが始まってしまった。予期せず時間を得たバンドは、その期間を利用して、さらにアルバムに微調整を加えたという。

アルバムのタイトルはこの旅路のすべてを要約している。
誰もが大きな試練を乗り越えてきた。これを作り上げるために、ぼくらは泥の中を突っ走ってきたような気がする。そしてこの勇敢 (variant) で誇らかな感覚が、嵐の中から穏やかな海に流れ出した。太陽が輝き、陸地が見える。ついにやったんだ!サウンドの響きと感情の奥行きに誇りを感じるよ。この辛い毎日に、人々にちょっとした安らぎを届けることができたらと思う。 – ポール・ベンダー

6年ぶりとなる待望の最新作『Mood Valiant』は〈Brainfeeder〉より6月25日に世界同時リリース!国内盤CDには、ボーナストラックが追加収録され、歌詞対訳と解説が封入される。また数量限定で、Tシャツセットの発売も決定!輸入盤LPは、通常盤ブラック・ヴァイナルと限定盤レッド・イン・ブラック・インクスポット・ヴァイナルに加えて、特殊スリーヴ仕様でポラロイド写真とステッカーが封入された暗闇で光るデラックス盤蓄光ヴァイナルの3種で発売される。その他のフォーマットは、輸入盤CD、カセットテープ、デジタル配信となる。




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