Shazamの選ぶ「2021年ヒット予測」に選出され話題沸騰中のオーストラリア出身ラッパー、マスクド・ウルフ。最新シングル「アストロノーツ・イン・ジ・オーシャン」がShazamグローバルチャートで3位を記録し、SpotifyグローバルチャートTOP 50内を急上昇中だ。
母国オーストラリアのみならず、ヨーロッパへ人気が飛び火し、カナダ、アメリカへと勢力を強めている。先日のスーパーボウルでの活躍が称賛されているNFL選手パトリック・マホームズをはじめ多くの人々がこの楽曲をSNSで愛用し、TikTokでも投稿数が55万超えと短期間で爆増中。
オーストラリアはシドニー生まれのマスクド・ウルフ(本名:ハリー・マイケル)。2018年12月にデビュー・シングル「スピード・レーサー」をリリースし、わずか2年でグローバルヒットへと人気を押し上げた。音楽をやっているとき以外は全く普通の人間と感じるが、スタジオに入るやオオカミに取りつかれたかのようにストイックになることから、ウルフド・マスクと名乗るようになったといい、自身の熱狂的なファンのことをウルフパック(オオカミの群れ)と呼ぶ。
「アストロノーツ・イン・ジ・オーシャン」は鬱について、不安を感じ元気がない状態に陥っていたときのことを歌っている、とインタビューで明かしているマスクド・ウルフ。彼の今後の展開に目が離せない。
<プロフィール>
俺が後ろに進むのはムーンウォークのときだけだ―ファーストシングル「スピード・レーサー」からのシンプルながら印象的なこのラインこそが、オーストラリア出身のマスクド・ウルフの理念であり、その姿勢を表す言葉と言える。その力強く輝く歌詞を持って、アポロ13号帰還の名台詞を借りて言うならば、失敗という選択肢はないのだ!
マスクド・ウルフ(本名:ハリー・マイケル)は13才のときに当時流行っていたエミネムや50セントを聴き、リリックを書きはじめたという。成長するにつれケビン・ゲーツ、ドレイク、ジョイナー・ルーカスといったアーティストにより一層音楽的な影響を受け、マイクに向かい自分の音楽を広めたいという思いを強めていった。デビューからわずか12か月で楽曲総再生回数8000万回を突破、初めて聴いた人をも虜にするその実力が証明されている。
自身のメンタルヘルスについて話すこと、そして周りの人にも同じく話してもらうことができなかったら成功はなかっただろうとマスクド・ウルフは考えている。このアプローチがヒットシングル「アストロノーツ・イン・ジ・オーシャン」を書いた揺るぎない自信となった。共感される素晴らしいメッセージ性を持つ彼に、世界が熱狂するであろうことは目に見えている。マスクド・ウルフはその独特なスタイルとサウンドでたちまち世界のシーンに思想と技巧を浸透させることになるだろう!