ブラック・ミディやゴート・ガールなど新進気鋭バンドがひしめき合うサウス・ロン ドンのシーンでも80〜90sのUSニュー・ウェーヴ/オルタナの芳香を纏ったアートな佇まいで異彩を放つ 新人バンド、ドライ・クリーニング(Dry Cleaning)が名門4ADから待望のデビュー・アルバムを4月2日にリリースする。




同 バンドは昨年11月にシングル「Scrachcard Lanyard」をリリースし、BBC 6 Musicのプレイリストに選出されるなどアルバムへの期待が高まっていた。今回の発表に合わせ新曲「Strong Feelings」の公式MVが公開されている。

ドライ・クリーニングはニック・バクストン(ドラム)、トム・ダウズ(ギター)、ルイ ス・メイナード(ベース)、フローレンス・ショウ(ヴォーカル)の4人からなるバンドで、2017年に行わ れたカラオケ・パーティーでの共演をきっかけに結成。当初インスト・バンドとして作曲をスタートし、半年後 には当時大学の講師を務め、絵画の研究をしていた音楽キャリアが全くないフローレンス・ショウがヴォーカル として加入することで現在の編成となった。2枚のEP「Boundary Road Snacks and Drinks」と「Sweet Princess」を2019年にリリースしたことをきっかけに、ブラック・ミディやフォンテインズD.C.とともにStereogum誌の「Best New Bands Of 2019」に選出されたほか、イギー・ポップが賛辞を送るなどサウス・ロンドンのシーンで瞬く間に注目を集めた。




4月2日 (金)に世界同時リリースされる待望の最新作『New Long Leg』は、PJハーヴェイやオルダス・ハーディングなどで知られるジョン・パリッシュをプロデューサーに迎え、2020年夏に英ウェールズの Rockfield Studioで2週間かけてレコーディングされたという。ポスト・パンクや60年代サイケ、ファンク、メタル、ダブといった彼らの幅広いバックグラウンド が垣間見えるとともに、R.E.M.と並んでUSインディー黎明期を牽引したザ・フィーリーズ、アーサー・ ラッセルも在籍したアーニー・ブルックスが率いる伝説のバンド、ザ・ネセサリーズ、そしてトーキング・ヘッ ズやディーヴォと共にニュー・ウェイヴを代表するB52sやパイロンなど80年代のアメリカで活躍したバン ドからの影響をミニマルに再構築した傑作となっている。ボーカルのショウによる別離や現実逃避、白昼夢、複 雑な愛や怒りなどの感情など様々なテーマを取り上げるスポークンワーズが、途切れなく続くメロディアスなギ ター、ベース、ドラムスに支えられどことなく不穏な雰囲気を漂わせながら展開される独特のスリルさには病み つきになること間違いない。

最新アルバム『New Long Leg』の日本盤CDにはボーナス・トラック「Tony Speaks!」と「Bugg Eggs」の2曲が追加収録され、歌詞対訳および解説書が封入される。アナログ盤は通常のブラック・ヴァイナルに加え、数量限定イエロー・ヴァイナルが発 売されるほか、カセット・テープも同時発売される。本日より各店にて随時予約がスタートする。

また、予約および購入特典として非売品7インチ・シングルが先着でもらえるキャンペーンも開催決定。こちら の詳細は後日発表される。




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