オオスミタケシが死去、デザイナーや「SHAKKAZOMBIE」のメンバーとしても活躍

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「MISTERGENTLEMAN」のデザイナーや、ヒップホップユニット「SHAKKAZOMBIE」のメンバーとしての活躍で知られるオオスミタケシが1月24日に死去していたことが明らかになった。47歳だった。




オオスミタケシは、90年代にSHAKKAZOMBIEを結成し、1996年にメジャーデビュー。同年には伝説のヒップホップイベント「さんぴんキャンプ」にも出演。この時にはBUDDHA BRANDと結成したユニット「大神」としても出演している。また、大神の「大怪我」は、現在も日本語ラップの金字塔として、その存在は若いリスナーの間でも知られている。

その後、ストリートウエアブランド「SWAGGER」をSHAKKAZOMBIEのメンバーのHIDE-BOWIEこと井口秀浩と立ち上げ。2004年には同ブランドからソロプロジェクトとして「PHENOMENON」を始動させ、10年には東京ファッション・ウイークデビューを飾った。




さらに2014年にはセレクトショップ「THE CONTEMPORARY FIX」のオーナーである吉井雄一氏と共にショップのオリジナルブランドとして「MISTERGENTLEMAN」を開始。13-14年秋冬シーズンに東コレデビューを果たすと、16年春夏シーズンで「PHENOMENON」のデザイナーを退任後は、「MISTERGENTLEMAN」のクリエイションにより力が入り、ファッションブランドとしてのバリューを築いてきた。

また2018年には10年ぶりに音楽業界に復帰。昨年は「MCM by PHENOMENON」で「PHENOMENON」の名を冠した商品を5年ぶりに手掛けていた。

WWDによると、オオスミタケシは、敗血症のため入院先の病院で死去。葬儀は親族の意向で近親者のみで執り行われたという。ブランドの今後については未定で、3月の「楽天 ファッション ウィーク東京(Rakuten Fashion Week TOKYO)」でオオスミ氏が病室で製作していた2021-22年秋冬コレクションが発表され、その後、関係者やファンとのお別れ会が開催される予定。

氏のご冥福を祈りたい。




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