1989年にスタートし、2010年まで開催されてきたベルリンの伝説的テクノ・レイヴ「Love Parade」。最盛期の1999年には160万人を動員したと言われる同イベントが、水面下で新たに2022年開催を目指してプロジェクトが進められていると報じられている。
世界最大規模のレイヴイベントと知られる「Love Parade」の新バージョンとなるイベントは、本来、今年開催される予定だった。しかし、新型コロナウイルスのパンデミックの影響により来年に延期。だが、主催するRave The Planetによると、既に来年の日程を押さえており、開催資金も40万ユーロほど確保済みだという。
新たな「Love Parade」では、創始者であるDr. Motteが共同リーダーを務め、Oliver Huntemann、Felix Kröcher、Christian Smith、Bebetta、Gabriel Ananda、Mathew Jonsonらが参加する。
主催者に曰く、イベントは“We are one family”の精神に基づいており、あらゆるダンス・ミュージックの文化を守り、促進し、発展させることを目的にしているという。また、Rave The Planetはダンスミュージックとそれに準ずるカルチャーをユネスコの「無形文化遺産」への登録を目指しており、ダンスミュージックの祭典をオフィシャルな形で毎年開催することを計画しているようだ。
「Love Parade」は、2010年開催時に参加者のうち、21人が死亡。それを受けて主催者はイベントの終了を宣言していた。