Animal Collectiveが2月公開映画『Crestone』スコアを作曲! バンド初の映画音楽作品となるサントラをデジタルリリース

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1990年代半ば、ボルチモアの友人同士で自然発生的に結成、現在はエイヴィ・テア、ディーキン、パンダ・ベア、ジオロジストの4人で活動をするアニマル・コレクティブ。今までにリリースしてきた作品は全てその年を代表する作品として賞賛を受け、メインストリーム、アンダーグラウンドを行き来し、常に新たな音楽を探求し続けることで21世紀を代表するバンドとして君臨し続けている。




そんな彼らが、マーニー・エレン・ハーツラーが脚本・製作・監督を務め、2月16日にユートピア・メディアによって公開される長編映画『Crestone』のスコアを担当し、そのサウンドトラックが2月19日にデジタル・リリースされることが明らかとなった。

映画はコロラド州クレストンの砂漠を舞台に、8日間にわたって孤独な環境でマリファナを育てながら音楽を作るサウンドクラウドラッパーたちを追った内容で、彼らの旧友が映画を作るためにやってくると、現実と虚構が曖昧になり始める…というストーリーとなっている。

アニマル・コレクティブはこれまでに、コーラル・モフォロジック(Coral Morphologic)とのコラボレーションによるオーディオビジュアルアルバム『Tangerine Reef』(2018年)、アーティストのダニー・ペレス(Danny Perez)とのコラボレーションによるグッゲンハイム美術館でのインスタレーションの音楽として『Transverse Temporal Gyrus』(2012年)、同じくダニー・ペレスとのコラボレーションによるビジュアル・アルバム『ODDSAC』(2010年)をリリースしているが、『Crestone』 (Original Score)はバンドにとって初の映画音楽作品となる。




2000年代初頭にソノラン砂漠に住んでいたことは、ものすごく自分に影響してるよ。特に、ニューヨークに何年も住んでいた後の僕にはね。それ以来、その経験を反映したサウンドのアイデアは漠然と持っていたけど、それを実現するためのプロジェクトがなかったんだ。だけど、『Crestone』の中の音、物語、構造によってついにそれを実現できたんだ。マーニー、彼女のクルー、Dead God、そしていつものように、このプロジェクトに取り組むインスピレーションと機会を与えてくれた兄のジョシュに感謝している。- Brian “Geologist” Weitz

マーニーとは2015年にニューオーリンズに短い間住んでいた時に知り合って、すぐに友達になった。彼女が『Crestone』のスコアの話を持ちかけてきたときはすごく嬉しかったよ。この1年ほど前からデュオとしていくつかの作品を共同制作していたから、ブライアンにこのプロジェクトでチームを組むようにお願いするのは本当に自然な流れだった。何年も前から映画のスコアをやってみたかったし、そのプロセスを探るには理想的な初めてのプロジェクトだったね。僕にとって、このプロジェクトのためのアイデアを出す最初の段階は、あるシーンを引っ張り出してきて、ピアノの前に座って、僕が解釈したイメージに合わせて即興で演奏することだった。この最初のプロセスの大半は録音されて、最終的な構成に使用されているよ。イメージ、キャラクター、編集、実際の音を楽譜のように使って演奏するこのプロセスは、本当に自由で新しいインスピレーションを与えてくれた。- Josh “Deakin” Dibb

ユートピア・メディア
2018年に設立されたユートピア・メディアは、映画監督のロバート・シュワルツマンが共同で設立した「映画製作者第一主義」を掲げる映画配給・販売会社。近年のユートピア作品には、サンダンス2020年オフィシャル・セレクションである『Bloody Nose, Empty Pockets』、ファッション・ドキュメンタリー『House of Cardin』、アカデミー賞受賞のエロール・モリス監督『American Dharma』、アナベル・アッタナシオ監督がカンヌでブレイクを果たした作『Mickey and the Bear』(カミラ・モローネ主演)、ティム・ハイデッカー監督のアダルト・スイムのコメディ『Mister America』、リアム・ファーメイジャー監督の『Suzi Q』、ハル・ニーダム監督の1986年のカルト的名作『RAD』の4K復刻版などがある。今後の公開作品は、TIFFでブレイクした『シバ・ベイビー』、 SXSW 2020コメディ『ゴールデン・アーム』、即興伝説のデル・クローズのドキュメンタリー『For Madmen Only』などがある。




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