Bonoboが新レーベル〈OUTLIER〉を始動!パラダイスガラージから90年代ブレイクビーツに至るまでエレクトロニックミュージックの形成期に敬意を表した新曲「Heartbreak」公開

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グラミー賞ノミネート作『Migration』のヒットで、トップアーティストとしての評価をますます確かなものにしたBONOBO (ボノボ)。官能的かつ情熱的なDJプレイでも、ジャンルや国境を超えて絶大なる人気を獲得している彼が、自らキュレーションを手掛け、数多くの先鋭アーティスト達をフィーチャーし、ロンドン、ニューヨーク、サンフランシスコ、ベルリンを始め世界各地で開催して来たイベント、OUTLIER (アウトライアー)のレーベル部門を始動した。




レーベル第一弾のリリースはトータリー・イノーマス・エクスティンクト・ダイナソーズ (Totally Enormous Extinct Dinosaurs[以下TEED])とのコラボレーションとなっており、11月13日に12インチがリリースされることが発表された。また、同時に新曲「Heartbreak」がUKのレイヴに影響を受けて制作された映像と共に公開。映像の監督はイギリスを拠点に活動するトム・アンドリューが務めた。

新曲では、Class Actionのダンス・クラシック「Weekend」のヴォーカルがサンプリングされており、パラダイス・ガラージを中心に盛行した1980年代のNYのサウンドから現代のウェアハウス・パーティーにまで敬意を表するダンスフロア向けのシングルとなっている。

BonoboとTEEDの2人は2015年頃に同時にLAに移住し、親交を深めた。その後はお互いのギグでパフォーマンスをしたり、デモを交換したりする日々が続き、最終的には今作のレコーディングに至った。

オーランド(TEED)は去年、彼自身のアイデアを僕に聞かせてくれたんだ。彼のスタジオで数時間かけてそのアイデアを試して、最終的には「Heartbreak」が完成した。 – Bonobo




サンプルを核としたこのトラックでは、両アーティストがエレクトロニック・ミュージックの形成期のシーンに敬意を表しており、12インチには『アーサー・ラッセル ニューヨーク、音楽、その大いなる冒険』や『ラヴ・セイヴス・ザ・デイ 究極のDJ/クラブ・カルチャー史』といったニューヨークのDJ/ダンス・カルチャーを語る上では欠かせない名著を手がけたティム・ローレンスによるライナーノーツが収録されており、「Weekend」の歴史と進化、そして今日のエレクトロニック・ミュージッ クに与えた多大な影響についての洞察を与えている。

今、ダンスミュージックの歴史を意図的に認識しながらリリースすることは、これまで以上に重要なことだと感じている。
サイモンと一緒に音楽をリリースできるのは素晴らしいことだし、彼のレーベルからの初リリースができて光栄だ。 – Orlando (TEED)

この12インチはBonoboが新たに始動させた〈OUTLIER〉から初となるリリースで、レーベルは〈Ninja Tune〉とのパートナーシップにより設立、ボノボはレーベルのリリースについて次のように語っている。

OUTLIERというイベントの中で表現してきたものの中でもクラブに焦点を当てた側面を反映したものになるだろう。
「Heartbreak」は良い出発点にな ると思うし、このレーベルを立ち上げるきっかけとなった曲だ。みんながダンスフロアが恋しくてたまらない時の為の1枚だよ。 – Bonobo

「Heartbreak 」とB面 の「6,000 Ft. 」を収録した『Heartbreak』は11月13日に12インチ/デジタルでリリースされ、〈OUTLIER〉の今後のレーベルとしての動きは近々明かされるという。




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