Pioneer DJの「rekordbox」がメジャーアップデート! サブスクプラン、クラウドストレージなど新形態に

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Pioneer DJのDJアプリ「rekordbox」がメジャーアップデート版となる「rekordbox for Mac/Windows (ver. 6.0)」をリリースした。




今回のバージョンアップにより、rekordboxは3つのサブスクプラン(Freeプラン、Coreプラン、Creativeプラン)の新形態に。これに伴い、従来のrekordbox djを使ったパフォーマンスモードが無料のFreeプランでも使用可能になった。

また新機能として複数のPC/Macやスマートフォンからクラウドストレージへのアクセスやデジタルプロモーションサービス「Inflyte」との協業によるプロモ音源の直接ダウンロード/インポート、3Band波形表示、Lightスキン、Ableton Linkなどが加えられている。

現在、サブスクプランは30日間無料で全ユーザーが試すことが可能で、有料プランは2020年7月13日まで特別価格で提供。期間内に契約の場合は、今後も特別価格で引き続き、利用できる。




そのほかにもiOS版アプリもアップデート版となる「rekordbox for iOS (ver. 3.0)」がリリースされている。

rekordbox for Mac/Windows (ver. 6.0)とrekordbox for iOS (ver. 3.0)の詳細は以下のとおり。

【rekordbox for Mac/Windows (ver. 6.0)、rekordbox for iOS (ver. 3.0) 共通の特長】

●複数のデバイス間でライブラリの一元管理が可能になる「Cloud Library Sync」(Creative プラン で使用可能)
新しい rekordbox では、当社独自のサーバーを用いて各デバイス間で別々に管理されていたライブラリを統合できるようになりました。また、お持ちの Dropbox(注 1)のアカウントを rekordbox に紐づけることで、ライブラリの楽曲をrekordboxからDropboxにアップロードでき、同一のアカ ウントの各デバイスから自由にアクセスできます。
これにより音楽制作用の PC/Mac で作成した音楽を DJ プレイ用の PC/Mac で即座に使用したり、モバイルデバイスで CUE を設定したりプレイリストを作成するなど、各デバイス間でシームレスかつ 効率的なライブラリ管理が可能になります。

●モバイルデバイスとシームレスな作業が可能となる「Mobile Library Sync」
PC/Macとモバイルデバイスを同一ネットワークに接続することで、楽曲および CUE やプレイリス トなどの情報を同期することができます。




【rekordbox for Mac/Windows (ver. 6.0) の特長】

1)効率的な楽曲管理を可能にする次世代メディア対応

・プロモーション楽曲を効率的に使用できる「Inflyte」との協業
プロフェッショナル DJ に人気のデジタルプロモーションサービス Inflyte との協業が実現したこと により、未発表楽曲を入手して使用するまでのワークフローが大幅に改善しました。Inflyte で管理 している楽曲を rekordbox から直接ブラウズし、必要な楽曲をダウンロード/インポートすること ができます。さらに Inflyte の提供する Automatic Sync を使用すると、Inflyte で管理している楽 曲を Dropbox 経由で自動的に rekordbox のライブラリにインポートできます。

・さまざまなメディアのコンテンツを一元管理
PC/Mac のローカル、クラウドストレージ、ストリーミングサービス、プロモーションサービスなど さまざまなメディアの楽曲コンテンツを、rekordbox 上で効率的に一元管理できます。また、すべて の楽曲コンテンツで rekordbox の楽曲解析機能や豊富な楽曲管理機能を DJ プレイに活用すること ができます。
2) プロフェッショナル DJ 向け DJ アプリケーションとしての基本機能の進化 ・3Band 波形
新開発の 3Band 波形はサウンドを高域、中域、低域の 3 つの周波数に色分けして表示します。各周 波数帯のサウンドのレベルを個別に確認できるため、一目で楽曲の構成を把握できます。

・Light スキン
白い背景の高コントラストスクリーンにより、フェスティバルなどの昼間の屋外の明るい環境でも良
好な視認性を確保でき、快適なブラウズができます。

・Auto Relocate
ライブラリに登録されているファイルを移動した場合に生じる‘見つからないファイル’を、指定され たフォルダを検索することで自動的に修正します。

3)外部機器と同期して多彩なパフォーマンスを可能にする連携機能

・Ableton Link
rekordbox for Mac/Windows の PERFORMANCE モードにおいて、デッキで再生する楽曲のテン ポを Ableton Link 互換のさまざまなアプリ/ハードウェアと同期して演奏できます。これにより、外 部のサンプラーやシーケンサーの同期演奏によるライブパフォーマンスや、VJ および LJ ソフトウェ アによる音楽と映像照明の同期パフォーマンスなどを行うことができます。




【rekordbox for iOS (ver. 3.0) の特長】

1)準備とクラブでのプレイをより柔軟につなげる CDJ/XDJ シリーズとの接続機能
rekordbox for iOS を PRO DJ LINK に対応している CDJ/XDJ シリーズと接続することで、従来の USB ストレージデバイスや SD カードと同様に、アプリケーション内の楽曲をそのまま DJ プレイに 使用することができます。
さらに、Creative プランではクラウドストレージにアップロードした楽曲もダウンロードできるた め、現場にいながら自宅と同様のライブラリで DJ プレイの準備を行えるようになります。これによ
り、プレイの直前まで手軽にプレイリストを確認・編集することができます。

2) 限られたスクリーンスペースでも快適で効率的な DJ 準備を実現するモバイル新機能
DJ がプレイの準備を行う際の思考とワークフローを分析し、デザインと機能を新たに確立しました。 新機能は片手での素早い操作が可能なため、スマートフォンの小さく限られた画面スペースでも快適 で効率的な DJ プレイの準備ができます。

・Playlist Box
これまでスマートフォンの小さな画面では同時に複数のプレイリストを把握しながら作業をするこ とは困難でした。Playlist Boxにより、常に画面の一部に特定のプレイリストを固定表示することで、 普段 PC/Mac で行っているような自然なワークフローでのプレイリスト管理を実現します。

・Quick Cue・Realtime Memory

Quick Cue ボタンは、タップやフリックによる1アクションで、Memory・Hot Cue・Realtime Memoryの3種類のCUE設定を素早く呼び出すことができます。Realtime Memory は、現在の再生位置に対して即座にメモリーキューをセットする新機能で、これにより楽曲の再生を止めることの ないスムーズな設定を実現します。

・独立した A/B デッキ・Dual Control
それぞれ独立した A/B の 2 つのデッキによって、2曲分のブラウズと CUE/GRID等の設定を同時に行うことができます。それぞれのデッキの1 PLAYERモード、および2 PLAYERモードはフリック操作で簡単に行き来できるので、柔軟かつ効率的な楽曲の相性確認と仕込みを行うことができます。 さらに2 PLAYER モードで使用できる Dual Control 機能によって、両デッキの波形操作やビートジャンプをリンクさせ、2曲間の相性確認を素早くかつ直感的に行うことができます。

3)rekordbox for Mac/WindowsのEXPORTモード相当の機能を搭載
rekordbox for iOS は、rekordbox for Mac/Windows の EXPORT モードが持つほぼすべての基本 機能を搭載しています。スマートフォン上でビートジャンプ、マニュアルループ、楽曲情報の編集などが利用でき、MP3、AAC だけでなく WAV や AIFF、FLAC、ALAC などの幅広い楽曲フォーマットを扱うことができます。これにより、仕込み・プレイの両面において Mac/Windows 版により近い操 作感覚で利用できます。

(注 1)別途 Dropbox のユーザー登録が必要です。Dropbox Basic 無料プランには2GBの容量が含まれています。有料版にアップグレードして容量を増やすことも可能です。(2020年4月14日時点にて)

「rekordbox」ダウンロードページ

「rekordbox」FAQ ページ




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