現代最高峰のテクノアーティスト、Richie Hawtinと、ドイツの天才サウンドアーティストのAlva Notoの2人が、それぞれの最新オーディオ・ヴィジュアルを一夜で披露するツーマンライブ「MIRAI TOKYO」が開催される。
同イベントでは、近年、CoachellaやMovementなど巨大フェスティバルで披露され話題になっているRichie HawtinのAVライブ「CLOSE – Spontaneity & Synchronicity」が日本で初上陸。これまでその膨大な機材やステージセットアップは、国内では実現不可能と思われていた中、積み重なるミーティングを経て、ついに今回実現することに注目だ。
「CLOSE」は、常に革新的な取り組みに挑戦してきたRichie Hawtinが、人間の創造性とテクノロジーを駆使してDJとライブの境界線に挑むプロジェクトで、規則正しく刻むビートに、人間ならではの直感で即興テクノを作り上げていくというもの。その姿を、各機材に取り付けた無数のカメラが巨大スクリーンにリアルタイム投影。機材を巧みに操る姿を目にすることで、彼の意識・世界観そのものに没入することができるという。
注目したい点として、DAWのほかモジュラーシンセもライブセットに導入されている。モジュラーシンセは、3.5mmモノラルミニプラグで連結できる様々な機能をもったモジュラーを自由に組み合わせることで、世界に一つの音を作り出せると、クリエイターを虜にしている。(Nina KravizやAphex Twin、Richie Hawtinは自分の特別モデルのモジュラーをつくったりしている ) 今回、Richieはパソコンの中にある音だけでなく、モジュラーシンセを使い、これまでとは違ったコントロール方法と質感が加えられている。プラスティックマンとして人間から遠い存在と感じた彼が、今回のライブショーではリアタイムコントロールというとても人間的なことを取り入れている。
一方、実験電子音響音楽シーンにおける最高峰のレーベルと称される「Raster-Noton」の創始者の1人でもあり、坂本龍一とのコラボレーションで知られる天才サウンドアーティスト、Carsten NicolaiことAlva Notoは、今回のライブでは、ダンスフロア向け作品である”Uni シリーズ”3部作の完結編となるアルバム『UNIEQAV』から最新のAVライブセットを披露する。
これまでにベルリン、パリ、ロンドンなどでソールドアウトとなった刺激的なサウンドとヴィジュアルがシンクロする圧巻のパフォーマンスでは、卓越したセンスとテクニックで立体的なサウンドデザインを構築し、ミニマルでメディテイティブな側面とダイナミックでダンサブルな側面が完璧なバランスで混在する唯一無二の音響空間に没入できることだろう。
なお、本公演では東京を拠点に活動するDJのISHIJIMAがオープニングDJを務め、10月27日(土)に豊洲PITにて開催されるとのこと。
▶︎Event info
MIRAI TOKYO – Audiovisual Media Art Show
日 時:
2018年10月27日(土)開場・開演16:00/終演21:00
会 場:
豊洲PIT(東京都江東区豊洲6-1-23)
https://toyosu-pit.team-smile.org/
出 演:
RICHIE HAWTIN [CLOSE – Spontaneity & Synchronicity]
ALVA NOTO [UNIEQAV]
ISHIJIMA [Openning DJ]
料 金:
前売 8,500円
当日 10.500円
チケットプレイガイド:
イープラス http://eplus.jp/miraitokyo/
RA https://jp.residentadvisor.net/events/1165892
iFLYER https://bit.ly/2pqWPVb
主催・制作:株式会社ミスターフュージョン
協力:新豊洲フェス、東京花火大祭
オフィシャルサイト:
http://www.media-art.tokyo