UKサウンドシステム・カルチャーを起点にヴェイパーウェーヴ~ミュータント・ベース、ウェイトレス・グライムへコネクトし、OPNやArcaとも共鳴するモダン・アート/サウンドなテクスチャーで音楽のみならずファッション〜アート業界も魅了するLouis Carnellのソロ・プロジェクトVisionistの来日ツアーが開催される。
ベルリンの急先鋒レーベル「PAN」からリリースされたデビュー・アルバム『Safe』から2年振り、UKの名門レーベル「BIG DADA」へ移籍しての2ndアルバム『Value』を携えた来日公演でVisionistは、Svreca、Vessel、Fennesz、 Demdike StareやSHXCXCHCXSHなどとコラボーレンションを行なってきている映像作家Pedro Maiaを帯同しA/V Setを披露する。
なお、東京公演はVisionistとPedro MaiaによるA/V Setに合わせ、ゲストアクトも音楽をベースに映像表現/演出を交えたこの日限りのライブ・セットをフィーチャー。まずは1979年にパンクバンドAunt Sallyで活動をスタート。現在は2013年からはじめた電子音楽のソロユニットとパンクバンドMOSTを中心に活動し、2017年にはアナログ盤「Light Sleep」、2018年2月には声のみで制作されたアルバム「Voice Hardcore」をアメリカ、ヨーロッパでリリースしたPhewのライブでは、液体から固体までさまざまな材料を相互に反応させ、色彩が流動する”生きている絵”を描く”Alive Painting”というパフォーマンスを行う中山晃子が映像を手掛ける。
日本を代表するジューク/フットワークシーンの代表的なトラックメイカーであり、昨年、3年振りCD3枚組の怪作『MERIDIAN』をGOODWEATHERよりリリース。その勢いは止まることなく今年3月にはハードコア〜ガバをテーマにした『GVVVV』をデジタルリリースしたばかりのCRZKNYのライブには、2000年よりVJを開始し、world’s end girlfriend、mouse on the keys、BLACK SMOKER RECORDS、ENDONの専属VJを務め、2017年にはBLACK SMOKERと共にBerlin ATONALへ参加、またBoris/ENDONとUSツアーを行ったrokapenisを映像演出に迎える。
さらにこの日はエクストラ・サウンドとしてGOTH-TRADが主催するパーティー”BACK TO CHILL”に標準を合わせシステムを構築、同パーティーを筆頭にUNITをホームに開催されているDBSを始め多くのライブ/パーティーで洗練された重低音を鳴らすBROAD AXE SOUND SYSTEMが配備される。
また大阪公演はLIVE SPACE CONPASSにて開催。こちらにはYMO「ライディーン」カバーも話題になったVMO、DJとして行松陽介が出演する。
ノイズ/インダストリアルとポストクラシカル/アンビエントという相反する要素が時に反発し、時に絡み合いながら劇的なサウンドスケープを描く『Value』の世界がどのようにライブに昇華されるかが見ものだ。
▶︎Event info
Visionist + Pedro Maia present Value live A/V in Japan
2018/05/02 (wed)
UNIT, TOKYO
Visionist + Pedro Maia present Value live A/V
With
Phew + Akiko Nakayama
CRZKNY + rokapenis
Extra sound: Broad Axe Sound System
OPEN/START 19:00
ADV. 4,000yen (plus 1 drink fee at the door)
2018/05/03 (thu)
LIVE SPACE CONPASS
Visionist + Pedro Maia present Value live A/V
VMO
DJ 行松陽介
INFORMATION:
OPEN/START 18:00
CHARGE:ADV. 3000(D別)
DOOR. 3500(D別)
Text by Pointed
Top Image: Steve Gullick.jpg