ラッパーのEminem(エミネム)がBeyoncé(ビヨンセ)をフィーチャーした新曲「Walk on Water」をリリースした。同曲はノンビートのピアノを主体にしたトラックにゲストシンガーのBeyoncéの歌とEminemのラップが乗るスタイルの曲になっている。
👉プロデュースは大物Rick Rubin
楽曲のプロデューサーはベテランプロデューサーでこれまでにBeastie Boys(ビースティ・ボーイズ)やRun-DMC、Red Hot Chili Peppers(レッド・ホット・チリ・ペッパーズ)、Adele(アデル)を手がけてきたRick Rubin(リック・ルービン)。また新曲は発売が噂されていたEminemの新作アルバム「Revival」の先行曲となる。Eminemは先週、薬のCMをパロディー風にした新曲予告動画をSNSで公開。またそのCMに関連と関連した「Walk on Water」リリースアナウンス画像を公開している。
— Marshall Mathers (@Eminem) 2017年11月10日
新作アルバム「Revival」はEminemにとっては、2013年以来のアルバムとなる。この先行曲に続くアルバム収録曲の内容も気になるところだ。
👉新曲を作った理由は新世代ラッパーたちへのストレス?
Eminemはラップに対する”スタンスの違い”から、近年ヒップホップシーンのトレンドとなっている若手ラッパーのラップスタイル”マンブルラップ(Mumble rap)”に対し、ストレスを感じていたことを新曲を作った動機としているようで、それはRick RubinとジャーナリストのMalcolm Gladwellが立ち上げたPodcast・Broken Recordの初回放送でRick Rubinによって語られている。またTupacに関して、Eminemは敬意を表し、その影響を認めている発言もしている。かつては”Rap God”なる曲もリリースしていたカリスマも最近の若手ラッパーとの世代間の溝を感じているのだろうか? 新作「Revival」ではトレンドに左右されない彼の信じるラップが存分にパックされた内容になることに期待したい。
Text by Pointed
Top Image via Eminem Facebook
Reference: billboard, Highsnobiety