近未来的世界観の中で、ソウル、ダンス、ジャズ、R&Bをシームレスに融合させてきたヴィジョナリー・アーティスト、ケレラが新曲「idea 1」を発表し、新たなプロジェクトのスタートを告げた。ピンクパンサレス、リリー・アレンらを手がけるオスカー・シェラーにプロデュースされた楽曲は、これまでケレラがこれまでのキャリアで築いてきた没入的な世界観をさらに拡張しながら、新たなサウンドとビジュアルの方向性を提示し、新たな展開を予感させている。
今週月曜日、ニューヨークのソーホーにて行われたイベントで、ミュージックビデオとともに新曲「idea 1」を解禁したケレラ。そこで上映された91ルールズによるミュージックビデオは、限界点に達したひとりの女性が自分の限界に向き合う瞬間を描く、寓話的で異世界的な映像作品となっている。覚醒と崩壊がひとつに重なり合うように、生々しさとシュールさが同居し、破壊は再生へ、崩壊は再誕へと変容していく。
「idea 1」は、この時代を生きることがどういう感覚をもたらすのかを描いたもの。世界が崩れつつあるように感じられる中で、それを目撃し、受け止め、真実を語ることを期待される重圧。それは、とりわけ黒人女性が特に深く理解しているものでもある。この曲は答えを提示するものではなく、ただ目を背けることを拒んでいるだけ。親友のジャニヴァ・エリスと共作し、オスカーのプロダクションによって形を与えられ、さらに91ルールズがその緊張感を映像として具現化していくのを見たとき、これは私がこれから始めようとしている、より大きな対話の始まりだと感じた。
– Kelela
ケレラには、新たに語るべきことがある——あるいは、人々が本当は考えていながらも口にすることをためらいがちな思いを表現する、新たな言語がある。約5年の活動休止を経て、2023年2月に革新的なアルバム『Raven』をリリースし、2024年初頭には高い評価を受けたリミックス作品『RAVE:N, The Remixes』を発表。両作によって、ケレラは卓越したキュレーター兼エグゼクティブ・プロデューサーとしての地位を確立した。『Raven』はPitchfork、Billboard、Vulture、Varietyなどで2023年のベストアルバムのひとつに選出され、リミックス作品はダンスミュージック・シーンにおける彼女の唯一無二の存在感をさらに強固なものにした。
2024年5月には、ニューヨークの名門ジャズクラブ・Blue Note New Yorkでの親密なレジデンシーを通じて、ケレラの表現に新たな次元をもたらし、そのライブ音源は後にライブアルバム『In The Blue Light』としてリリースされた。このプロジェクトは、彼女自身がキャリアにおける最も大きな節目のひとつと位置づけている。『Raven』リリース時には収録曲「Enough for Love」を米人気TV番組『The Tonight Show with Jimmy Fallon』で披露し、「NPR Tiny Desk」にも出演、そしてワールドツアーも即完させている。サウンド、ビジュアル表現、そして彼女が身を置く空間に至るまで、自身のキャリアの各段階に込められた意図は、「idea 1」においても引き続き示されている。
リリース情報:
label:BEAT RECORDS / WARP RECORDS
artist:Kelela
title: idea 1
release date:NOW ON SALE
配信リンク: https://kelela.ffm.to/idea1.TNC
