日本のBOREDOMSにも影響を与えたNYCの伝説的ジャンク・ノイズバンドであるMissing Foundationの1992年のアルバム『Go Into Exile』以来、実に34年ぶりとなる日本流通が決定した。
2021年に配信のみでリリースされたアルバム『HARD SURFACE』が日本限定で世界初CD化。2026年3月18日(水)にリリースされる。また、日本盤にのみ2曲のボーナストラックを収録されている。
Missing Foundationは、ピーター・ミッシングとクリス・イーガン、ボブ・バート等によりニュージャージー州ホーボーケンにて、前進バンドとなる”DRUNK DRIVING”が1980年に結成される。1981年よりニューヨークに活動拠点を移し、毎週ニューヨークでSWANSやSONIC YOUTH、HEART ATTACK等と共にライブを行いニューヨークアンダーグランドの一翼を担う。やがてボブ・バートはソニック・ユース・プッシーガロアでの活動に専念するため脱退したがピーターとクリスはメンバーを入れ替えDRUNK DRIVINGを継続、1983年にファースト・アルバムであり唯一の音源となる今作をニューヨークのダブウェイ・スタジオでレコーディングし自主でカセットリリースした。
その後間も無くピーター・ミッシングとクリス・イーガンはDRUNK DRIVINGを解散し、1984年にMissing Foundationを結成する事となる。1987年の衝撃的なデビューアルバム『Missing Foundation(S/T)』をリリース後、精力的に活動、リリースを行う。現在までにオリジナルアルバムを6枚リリースしている。その他には、KFMDM、∈Y∋(BOREDOMS)とのコラボレーションEPも残している。
「忘却されなかった20世紀末のあの身体の記憶が、なおも呼吸していたという確信!!!!!!!」
宇川直宏(DOMMUNE)
マティーニグラスを逆さにしたMF ROGOのTシャツを着て、芝浦GOLDへ向かった夜がある。胸に刻まれたアイコンが放っていたそのストイックな宣告が「THE PARTY’S OVER」というメッセージだったと知ったのは、皮肉にも翌年のことだった。あの頃、クラブミュージックとインダストリアルは、まだ互いの体温を探り合うように、ぎこちなく接続されはじめたばかりだった。当時ミッシング・ファウンデーションは廃ビルをスクワットして活動していると、彼らのアジトに取材に行ったBOREDOMSの∈Y∋氏に教えて頂いたが、文字通り20世紀末のフロアは快楽の残骸と鉄の匂いに満ち、メタルパーカッションは祝祭ではなく終焉の予兆であった。そんな時代を生き抜いたピーター・ミッシングが、いまなお音を放ち続けている。その事実に、僕はどうしようもなく未来を感じてしまう。
しかしそれは進歩ではない。そして更新でもない。
忘却されなかった20世紀末のあの身体の記憶が、なおも呼吸していたという確信だ。獣性を抑圧する文明に抗い、身体そのものを儀式へと投げ返す。相変わらずの、いや、むしろ研ぎ澄まされたリチュアル・インダストリアル!!!!!!! これは生成ではない。最適化とも無縁だ。音楽生成AIの対極に立つ、生身の肉体の咆哮なのだ!!!!!!!
アルゴリズムでは決して再現できない、汗と痙攣と衝動の残響をいまこそ全身で浴びよ!!!!!!!!!!!!!
作品情報
・アーティスト:Missing Foundation
・タイトル:HARD SURFACE
・レーベル:SLUG TAPES
・形態:CD(4Pジュエルケース仕様)
・品番:SLUG-013
・定価:¥2500 (+TAX)
・トラックリスト:
01 Genetic Shift
02 Tanger-Fuel
03 Amnesia
04 Seven Wars
05 Objective Selective
06 Hard Surface
07 Photograph
08 Tsunami
09 The World
10 Here To Stay
11 Paris Is Burning
-Bonus Track-
12 Love Controlled
13 MOREC
発売日:2026年3月18日(水)
