AlphaThetaは、DJパフォーマンス向けの新世代エフェクター「RMX-IGNITE」を2026年1月28日に発売する。本機は、2012年の発売以来、クラブスタンダードとして長年愛用されてきた「RMX-1000」の設計思想を継承しつつ、10年以上の時を経て大幅な進化を遂げたモデルとなる。
「RMX-IGNITE」は、DJが楽曲の展開を自在にコントロールし、オリジナリティあふれるリミックスをリアルタイムで行うためのハードウェアエフェクターだ。前モデルであるRMX-1000は、その直感的な操作性から世界中のトップDJのブースに常設される機材となったが、「IGNITE=火をつける」という言葉のとおり、DJの創造力を刺激し、新たな表現の可能性を切り開いていくという想いが込められた今回の「RMX-IGNITE」では「音と動きの融合」をテーマに、さらなる表現力の拡張が図られている。
AlphaThetaは、配信や映像コンテンツの普及により視覚的な演出の重要性が高まっていることを受け、本機において『音と動きの融合』をコンセプトに掲げている。その核となるのが、ダイナミックな操作を可能にする大型レバーとノブを組み合わせたユーザーインターフェースだ。レバーを倒す、ノブを回すといった物理的なアクションが、そのまま音の劇的な変化へと直結するよう設計されており、聴覚だけでなく視覚的にもインパクトのあるパフォーマンスを実現するという。
エフェクトセクションは、瞬間的な変化を生む「LEVER FX」と、スムーズな変化を作る「ISOLATE FX」の2系統を搭載。これらはHI/MID/LOWの3つの周波数帯域ごとに適用可能で、6種類のエフェクトを組み合わせることで複雑な展開を作り出せる。
また、サンプラー機能も強化された。定額制サンプル音源サービス「Loopcloud」と連携し、厳選されたロイヤリティフリーの音源20種類をプリインストールしているほか、専用ソフトウェアを介してユーザー自身のサンプル音源を取り込むことも可能となった。搭載された4つの「SAMPLE TRIGGER PAD」は視認性の高いLEDを採用しており、叩くことで直感的にリズムやアクセントを加えることができる。これにより、既存の楽曲に新たなビートを重ねる「フィンガードラム」のようなパフォーマンスも容易になる。
現代のプロフェッショナルな現場環境に合わせ、接続性もアップデートされた。同社のハイエンドDJミキサー「DJM-A9」や「DJM-V10」とは、USBケーブル1本で接続可能な「DIGITAL SEND/RETURN」に対応。音質の劣化がないデジタル伝送が可能となり、セットアップの手間も大幅に軽減される。
音質面では、スタジオクオリティの96kHz/64-bitミキシングDSP処理に加え、入出力にはESS Technology製の32-bit高音質コンバーターを採用。クラブの現場で求められる、原音に忠実かつ解像度の高いサウンドを実現しているという。また、CDJなどのプレーヤーとBPM情報を同期させる「PRO DJ LINK」にも対応しており、エフェクトやサンプラーをビートに合わせて正確に動作させることが可能だ。
DJの現場から支持される「RMX-1000」の系譜を継ぐ「RMX-IGNITE」は、次世代のスタンダードとしてシーンに定着する大きな可能性を秘めている。今後、本機がどのようにDJパフォーマンスの価値を向上させるか、注目したいところだ。
なお、「RMX-IGNITE」は184,800円(税込:希望小売価格)で発売される。
製品情報
型番:RMX-IGNITE
希望小売価格:¥184,800 (税込)
発売時期:2026年1月28日
●商品サイトURL
text by Jun Fukunaga
