ケイティ・ペリー(Katy Perry)の2011年のヒット曲「The One That Got Away」が、いま世界的に再評価の波に乗っている。Spotifyのグローバルチャートではこの日、前日から10ランクアップして65位を記録し、1日あたりの再生数は自己最高となる195万回に到達。イギリス、カナダ、オーストラリア、フィリピン、シンガポール、インドネシア、アイルランドなど各国でもSpotifyチャートの新たな最高位を更新しており、楽曲の勢いが一気に拡大している。
TikTokでも同曲の存在感は急上昇中で、1日あたり2万7000件の新規投稿が発生。その約90%が米国外から生まれている点も特徴で、グローバル規模での自然発生的な盛り上がりがうかがえる。Billboard Global 200でも158位にランクインし、配信とSNSの両輪で話題が広がっている格好だ。
さらに、今回の盛り上がりは「The One That Got Away」だけにとどまらない。アルバム『PRISM』収録曲「Legendary Lovers」も4月8日にSpotifyで65.8万回再生を記録し、過去最大の1日再生数を更新。前日比で4%増、さらに2週間前と比べると3190%増という急伸を見せており、ケイティ・ペリーのカタログ全体に再注目が集まっていることを示している。
この盛り上がりを受けて、ケイティ本人も自身のTikTokで「Legendary Lovers」を使用した動画を投稿。両腕だけで前進を支える体幹の強さが印象的な内容となっており、楽曲の再拡散をさらに後押ししている。
こうしたヒットの追い風を受け、ケイティ・ペリー自身の月間オーディエンスは2018年以来最大の伸びを記録し、カジュアルリスナーは330万人増加。さらに、アルバム発売期ではないにもかかわらず、熱心なファン層の伸びも近年で最も強い水準となっている。TikTokフォロワーの1日あたり増加数も39%アップしており、本人が積極的に投稿や交流を行っていることも人気再燃の大きな要因とみられる。
「The One That Got Away」は、5曲の全米1位シングルを生んだ名盤『Teenage Dream』収録曲。ケイティ・ペリーが現代ポップの礎を築いた存在であることを改めて印象づけるとともに、今回の再浮上は彼女の代表曲群が世代や地域を超えて再発見されていることを物語っている。
