USオルタナの輝かしい系譜を受け継ぐSSW、リンジー・ジョーダンによるプロジェクト、スネイル・メイル(Snail Mail)が、新曲「My Maker」をリリースした。この曲は、リンジーとアルバムのプロデュースも務めるアーロン・コバヤシ・リッチ(マンマ、ホットライン TNT、ビーン・ステラー)が共同でプロデュースを手掛けており、3月27日(金)に〈Matador Records〉より発売される待望の3rdアルバム『Ricochet』に収録される。
また「My Maker」は、ミュージック・ビデオも共に公開されている。ワンテイクで撮影された熱気球のミュージック・ビデオは、飛行機で天国へ飛ぶこと、空港のバーで酒を飲むこと、生と死について考えることといった歌詞が反映されている。彼女の歌声は、渦巻くスペーシーなメロトロンの音とアコースティック・ギターの規則的なストロークのうえで舞い上がる。さらに国内盤CDには、リンジーが日本のファンのために特別にレコーディングをしたアリス・イン・チェインズのカバー「Nutshell」がボーナストラックとして追加収録されることが決定した。
「My Maker」は、このレコードにおける歌詞の出発点になった曲であり、この曲を軸にアルバム全体を組み立てていくための土台となるような存在だった。「it’s just sky(ただの空なんだ)」という一節がずっと頭にあって、これはもう絶対に気球でビデオを撮るしかないと思った。実現するまでに6回もフライトがキャンセルされたけれど、最終的にはちゃんと空に上がることができた。ビデオでは、歌詞にある“死”についてのテーマを反映させたかった。同時に、運命は自分の手の中にはないと悟ることで得られる自由についても描きたかったんだ。
– リンジー・ジョーダン(スネイル・メイル)
最新アルバム『Ricochet』で、彼女はより明晰さとコントロールを取り戻し、研ぎ澄まされた視点とともに、同世代を代表するソングライターとしての存在感をあらためて示している。若き日の恋愛がもたらす感情の揺れを描いてきた初期作品に対し、『Ricochet』で彼女が深く向き合うのは、時間、死、そして愛するものが静かに手のひらからこぼれ落ちていくのを見つめる恐怖だ。本作に収められた11曲は、内省、不安、そして受容に満ちている。それは、自分の小さな軌道で何が起きていようと、世界は変わらず回り続けているのだという事実を受け止めることでもある。ニューヨークからノースカロライナへの移住を含む、激しい個人的変化の只中で書かれた『Ricochet』は、これまで避けてきた問い−−すなわち死、そしてその先に何があるのか−−と向き合うリンジーの姿を映し出している。本作では、彼女の鋭いリリシズムに、これまで以上に広がりを持ったメロディ、装飾的なストリングス・アレンジ、そして催眠的なテクスチャーが重なり合い、『Lush』における均整の取れたギター・ワークや、『Valentine』の剥き出しの感情表現から自然な進化を遂げた作品となっている。サウンド面では、『Ricochet』は90年代オルタナティヴ・ロックの輝かしい側面を呼び起こす。最も晴れやかな時期のスマッシング・パンプキンズ、最もブリットポップ寄りのレディオヘッド、そしてキャサリン・ホイールやアイヴィーに通じるシューゲイズの靄−−それらをリンジーならではの視点と声を通して再構築している。
スネイル・メイルのニュー・アルバム『Ricochet』は、CD、LP、デジタル/ストリーミングで2026年3月27日(金)に世界同時リリース。国内盤CDには解説書と歌詞対訳され、また日本のファンのために特別にレコーディングされたアリス・イン・チェインズのカバー「Nutshell」がボーナストラックとして追加収録される。輸入盤はCDとLPが発売され、LPは日本語帯付き仕様盤LP(数量限定/日本語帯付き/歌詞対訳・解説書封入/レッド・ヴァイナル)、限定盤LP(レッド・ヴァイナル)も発売される。また、完全生産限定となる国内盤CD及び日本語帯付きLPのTシャツ付きセットもリリースされる。
リリース情報:
label: Matador Records / Beat Records
artist: Snail Mail
title: Ricochet
release date: 2026.03.27
https://www.beatink.com/products/detail.php?product_id=15599
