AI音楽プラットフォームのSunoが、2025年末よりユーザーの間で注目を集めていた利用規約における「所有権」条項の変更について、公式Xで変更を否定した。
Sunoで出力した楽曲の所有権については、海外メディアの報道をきっかけにユーザー間で「有料会員でも楽曲を所有できなくなった」との懸念が広がっていた。
記事によると、以前のSunoの規約では「有料プランで生成した楽曲は加入者が所有する」と明記されていたが、更新後は「商用利用権が付与されても、出力はSunoによって生成されたものであるため、一般的に楽曲の所有者とは見なされません」という表現に変更されていたという。
こうした報道によりユーザーの間で困惑が広がる中、Sunoは日本時間2026年1月7日、公式Xアカウントで声明を発表。同社は「最近、ナレッジベース(FAQ)を更新しましたが、プラットフォーム上の所有権について明確に説明できていませんでした。多くの方がこの点に気づき、深く関心を持ってくださったことに感謝します」と述べている。
その上で、所有権について以下のように説明している。
「ProおよびPremierプランで作成した出力物は、お客様が所有し、商用利用権も付与されます。Basic(無料)プランの場合、作成した出力物の所有者はSunoであり、非商用目的でのみ使用が許可されます」
さらにSunoはナレッジベースを以前のバージョンに戻したことを明らかにし、「ナレッジベース記事が変更されていた期間中も、出力物の所有権に関する規定に変更は一切ありませんでした」と強調。詳細については2025年11月6日に最終更新された利用規約を参照するようアナウンスした。さらに1月8日にも利用規約の所有権条項変更がないことを念押し。昨年11月に新機能「Suno Chat」を含む些細な変更を行ったが、所有権条項は一切変更されていないと投稿している。
2024年6月、Warner Music Group(WMG)、Universal Music Group(UMG)、Sony Music Entertainmentの大手レーベル3社は、Sunoと競合サービスのUdioを著作権侵害で提訴。AIモデルの学習に大量の楽曲を無断使用したと主張していた。しかし昨年秋以降、状況は一変。UMGは2025年10月にUdioと和解・提携を発表し、WMGも同年11月にSuno、Udioの両社と相次いで和解・提携したことで注目を集めていた。
ただし、現在もSunoはUMGとSony Music、UdioはSony Musicとの訴訟を継続しており、今後さらなる提携や和解が成立すれば、サービスの利用規約が新たに変更される可能性はある。
source:
https://www.musicinafrica.net/magazine/suno-adjusts-ai-music-ownership-terms-after-warner-music-partnership
https://www.youtube.com/watch?v=dKQ337pUMmg
Text by Jun Fukunaga
