スウェーデンが産んだ世代を超えたポップアイコンであるロビン(Robyn)が、通算9作目となるスタジオ・アルバム『Sexistential』を3月27日に〈Young〉よりリリースすることを発表した。その発表に合わせて2つの収録曲「Talk To Me」と「Sexistential」をリリースした。
「Sexistential」はリリック・ビデオ「Talk To Me」はキャスパー・セイアセンが監督を務めたミュージック・ビデオも公開されている。今回のアルバム発表は、ロビンがここ最近見せてきた一連の注目すべき活動の流れの中で明らかになったものだ。アンダーソン・クーパーとアンディ・コーエンが司会を務めるCNNの年越し特番への出演や、Brooklyn Paramountで行われた2公演のソールドアウト公演などが続き、ロビンの新作に対する期待と憶測は一気に高まっていた。デヴィッド・バーンと共にSaturday Night Liveの50周年を祝うパフォーマンスを披露し、チャーリー xcxやグレイシー・エイブラムスといったアーティストたちとの圧倒的なライヴ共演を実現。さらに、ヤング・リーンとチャーリー xcxとともに『Brat』収録曲「360」の別ヴァージョンを制作し、Acne Studiosの2025年パリ・ショーでは音楽も担当した。また、先日活動を再開したザ・エックス・エックスの頭脳、ジェイミー・エックス・エックスが昨年リリースした最新アルバム『In Waves』にも参加している。
こうした活動を通じてロビンは、今もなお唯一無二のかたちでポピュラー・カルチャーに影響を与え続けている。また、アメリカの人気トーク番組であるThe Late Show with Stephen Colbertにて、アルバム・タイトル曲「Sexistential」が披露された。
高い評価を受けた先行シングル「Dopamine」に続く、公開された2曲「Talk To Me」と「Sexistential」は、今作がこの10年で最も称賛されるカムバックのひとつであることを、さらに明確に示している。「Talk To Me」は、クラス・オールンド(スウェディッシュ・ハウス・マフィア、ケイティ・ペリー他)とオスカー・ホルター(コールドプレイ、ザ・ウィークエンド他)がプロデュースを手がけ、マックス・マーティン(テイラー・スウィフト、アリアナ・グランデ、エド・シーラン他)が共作として参加した楽曲で、3人が顔を揃えるのは2010年の「Time Machine」以来となる。内容はとにかく純粋で屈託のない楽しさに満ちており、ロビンがプリンスやギャップ・バンドの曲を書こうとしたらこんな音になるのでは、と思わせる一方で、プロダクションはきわめて現代的だ。「身体的に触れ合うことが一切できなかったパンデミックの最中に書いた曲なんだ」とロビンは語る。「おしゃべりな人が好きで、それが私をドキッとさせる」。
一方、「Sexistential」はクラース・オールンドと共作・共同プロデュースされた楽曲で、体外受精を経て妊娠10週目の状態でワンナイト・スタンドについてラップするという、おそらく世界初の楽曲でもある。アンドレ3000が「自分の大腸内視鏡検査についてラップしたところで、誰も聴きたがらないだろう」と語ったことへの返答として構想されたもので、そのラップをぜひ聴きたいと思ったロビンは、すべてをさらけ出すことを決めたという。「それが合図だった」と彼女は言う。「これはやるべきだ、体外受精についてラップを書かなきゃって」。
『Sexistential』は、ロビンがこれまでに発表してきた作品のなかでも、最も高揚感に満ちたアルバムであり、現代音楽を代表するアーティストが、自分自身の原点へと帰ってくる音でもある。2018年作『Honey』でクラブ・ミュージック的な内省を深めたあと、本作には全9曲の、遊び心にあふれたポップ・ソングが収められている。それらは彼女の代表作である『Body Talk』三部作とも呼応する内容で「ものすごいスピードで大気圏に突入し、そのまま不時着する宇宙船のような感覚」をイメージして制作されたという。「遠くまで探しに行くような体験を重ねたあと、いまは自分自身のもとへ一気に戻ってきている、そんな感覚だった」とロビンは語っている。長年のコラボレーターであるクラス・オールンドを中心に共同制作された『Sexistential』は、力強く、歯切れのよいサウンドを持ちながら、感情的・身体的な快楽や欲求、そして柔らかさを正面から肯定する作品だ。アルバム・タイトルは当初、内輪の冗談として生まれたものだったが、次第に「自分が伝えたいことをすべて言い表している」と感じるようになったという。「自分の官能性を探る感覚は、良い曲ができたときの感覚と同じ」と彼女は言う。「とても美しくて繊細な振動で、それを保ち続けるには大きな努力が必要。私の人生の目的は、その感覚を失わないことにあると思っている。必ずしもセックスのことではなくて、自分が好きなものに惹かれ、官能的に感じ続けること。そして、それを何にも支配させないことなんだ」。
ロビンによる待望のニュー・アルバム『Sexistential』は、CD、LP、デジタル/ストリーミングで3月27日(金)に世界同時リリース。国内流通仕様盤CDには、解説書が封入される。輸入盤はCDとLPが発売され、LPはタワーレコード限定のマゼンタ・ヴァイナルと、数量限定のホワイト・ヴァイナルも発売される。
リリース情報:
label: Young / Beat Records
artist: Robyn
title: Sexistential
release date: 2026.3.27
https://www.beatink.com/products/detail.php?product_id=15574
・国内仕様盤CD
(解説書付き)
・限定盤LP
(数量限定/ホワイト・ヴァイナル)
・限定盤LP
(タワーレコード限定/数量限定/マゼンダ・ヴァイナル)
・輸入盤CD
・輸入盤LP
Tracklist
- Really Real
- Dopamine
- Blow My Mind
- Sucker For Love
- It Don’t Mean A Thing
- Talk To Me
- Sexistential
- Light Up
- into The Sun
