2026年2月に発表される第68回グラミー賞の各部門賞候補が発表された。
ダンス/エレクトロニック部門では、最優秀ダンス/エレクトロニック賞にDisclosure & Anderson .Paak、今年来日したFred again..やKAYTRANADA、Skrillexのほか、最新アルバム『Deadbeat』をリリースしたばかりのTame Impalaがノミネートされた。UKエレクトロニック/ダンスミュージックやラップファンであれば、Fred again..とのコラボにより、UKラップシーンのレジェンドSkeptaがノミネートされていることにも注目だ。
“No Cap,” Disclosure & Anderson .Paak
Disclosure, producers; Guy Lawrence, mixer“Victory Lap,” Fred again.., Skepta, & PlaqueBoyMax
Blake Cascoe, Berwyn Du Bois, Fred again.., Darcy Lewis, Dan Mayo & PlaqueBoyMax, producers; Tom Norris, mixer“SPACE INVADER,” KAYTRANADA
KAYTRANADA, producer; KAYTRANADA, mixer“VOLTAGE,” Skrillex
John Feldmann & Skrillex, producers; Luca Pretolesi, Skrillex & Virtual Riot, mixers“End of Summer,” Tame Impala
Kevin Parker, producer; Kevin Parker, mixer
最優秀ダンス/エレクトロニックアルバム賞では、最優秀ダンス/エレクトロニック賞にもノミネートされているFred again..、Skrillexのアルバムのほか、FKA twigsによるレイヴにインスパイアされた『EUSEXUA』、収録曲「Illegal」がバイラルヒットしたPinkPantheressの最新ミックステープ『Fancy That』、2020年以降はエレクトロニック/ダンスミュージック関連部門の常連候補となっているRüfüs Du Solの『Inhale / Exhale』がノミネートされている。候補作のうち、3作品はUK出身のアーティストのものとなったことは興味深い。
EUSEXUA, FKA twigs
Ten Days, Fred again..
Fancy That, PinkPantheress
Inhale / Exhale, RÜFÜS DU SOL
F*** U SKRILLEX YOU THINK UR ANDY WARHOL BUT UR NOT!! <3, Skrillex
さらに最優秀リミックスレコーディング賞では、今夏来日したGesaffelsteinによるLady Gaga「Abracadabra (Gesaffelstein Remix)」、RDC 2025に出演を予定するもキャンセルとなったシカゴハウスのレジェンドRon TrentによるSoul II Soul「A Dreams A Dream」、Chris LakeによるThe Chemical Brothersのクラシック「Galvanize」などがノミネートされている。
“Abracadabra (Gesaffelstein Remix),” Gesaffelstein, remixer (Lady Gaga, Gesaffelstein)
“Don’t Forget About Us,” KAYTRANADA, remixer (Mariah Carey & KAYTRANADA)
“A Dreams A Dream – Ron Trent Remix,” Ron Trent, remixer (Soul II Soul)
“Galvanize,” Chris Lake, remixer (The Chemical Brothers & Chris Lake)
“Golden – David Guetta REM/X,” David Guetta, remixer (HUNTR/X: EJAE, Audrey Nuna, REI AMI)
なお、今回のグラミー賞で最多ノミネートとなったのは、9部門にノミネートされているKendrick Lamar。来日を控えるLady Gagaほか、Jack Antonoff、プロデューサーのCirkutが7部門でそれに続く。また、今夏最新アルバム『Man’s Best Friend』をリリースしたSabrina CarpenterやLeon Thomas、ミキシング・エンジニアのSerban Ghenea、Bad Bunnyは6部門にノミネートされている。
そのうち、Kendrick Lamar、Lady Gaga、Bad Bunnyは最優秀レコード賞、最優秀アルバム賞、最優秀楽曲賞といった主要部門にもノミネート。Justin Bieber、Billie Eilish、Chappell Roan、Tyler, The Creatorといった人気アーティストも主要部門にノミネートされている。
Kendrick Lamarのキャリア通算グラミー賞ノミネート総数は現在66に達しているが、そのうち22回の受賞が含まれている。2025年のグラミー賞では、そのうち5つを獲得しており、その中には昨年大ヒットしたDrakeへのディス曲「Not Like Us」での最優秀レコード賞と最優秀楽曲賞が含まれている。今回は主要4部門で3つでノミネートされているが、そのうち常連コラボレーターのSZAとの「luther」は最優秀レコード賞と最優秀楽曲賞の両部門にノミネート。また、アルバム『GNX』は最優秀アルバム賞にノミネートされているが、Kendrick Lamarは過去4度同部門にノミネートされるも未だ受賞していない。それだけに今回の最優秀アルバム賞受賞に期待がかかる。
一方、今回女性アーティスト最多となる7部門ノミネートのLady GagaもKendrick Lamarと同様に主要4部門で3ノミネート(最優秀レコード賞と最優秀楽曲賞に「Abracadabra」、最優秀アルバム賞に最新アルバム『MAYHEM』)。Lady Gagaがこれら3部門で同時ノミネートされるのは代表曲「Poker Face」と『The Fame』がノミネートされた2010年のグラミー賞以来初となる。
また、日本からは、ジャズ作曲家の挾間美帆が最優秀インストゥルメンタル作曲賞にノミネートされている。
第68回グラミー賞授賞式は2026年2月1日(現地時間)にロサンゼルスで開催される。各部門の結果が今から気になるところだ。
source:
https://www.grammy.com/news/2026-grammys-nominations-full-winners-nominees-list
https://www.billboard.com/lists/grammy-nominations-2026-full-list/general-field
text by Jun Fukunaga
