Coachella 2026への出演が発表されるなど再びその歯車が動き出したバンド、ザ・エックス・エックス(The xx)のメンバーであり、UKのダンス・ポップ・アイコンでもあるロミー(Romy)が、ニュー・シングル「Love Who You Love」とそのミュージック・ビデオをリリースした。
この楽曲は、2023年に発表された大胆なソロ・デビュー作『Mid Air』を締めくくる象徴的な一篇であり、アルバムで描かれたテーマであるクィアとしての愛の親密さや自己発見に対する最終章のような作品となっている。「Love Who You Love」は、レディー・ガガやマドンナから、ブリング・ミー・ザ・ホライズンまで手がける著名なプロデューサーであるブラッドポップ、ロミー、そしてバンドメイトであるジェイミー・エックス・エックスが共同プロデュースを手がけ、2020年からロミーが大切に温めてきた“愛の結晶”とも言える作品であり、いまこの時代にこそ響く、自由と解放を力強く訴えるメッセージ・ソングだ。同時公開されたミュージック・ビデオにはロミー本人が出演し、彼女のパートナーでありクリエイティヴなコラボレーションを続けてきたヴィック・レンテーニュが監督を務めている。
ロミーはこのシングルについて次のように語っている。
「新曲『Love Who You Love』は誇りをもって届けるクィアのラヴソング。世界はいまもなお、LGBTQ+コミュニティの多くの人々にとって自分の愛をオープンに表現することがとても難しい場所である——その現実を見つめることも私にとってはとても大切なことだった。だからこそ私は“愛を称え、力づけ、そして変化を呼びかける”ような曲を書きたかった。想像を絶する困難に直面しながらも、コミュニティが築いてきた強さと連帯の歴史は本当に力強いものだと思う。個人的にもクィアのクラブ・カルチャーを通して出会った友人や家族のような存在、尊敬し、学びを与えてくれる人たちのおかげで孤独を感じることが少なくなり、人生のあらゆる面で勇気を持てるようになった。こうした経験と出会いが、私の音楽づくりにおいて大きなインスピレーションとなり続けている。この曲は可視性と誇りをテーマにしたラヴレターでもある。あなたが感じるその愛は誰にも奪うことはできません。それはあなたのものだから」
高い評価を受け、グラミー賞およびブリット・アワードにもノミネートされたデビュー・アルバム『Mid Air』から2年。ロミーは現代のダンス・ミュージック・シーンにおける重要な存在として、その地位をさらに確固たるものにしている。ここ日本では東京で開催され、世界各地でも開催された人気イベント「Club Mid Air」シリーズや、ソールドアウトとなったヘッドライン公演、主要フェスティバルでのステージなどを通じて、『Mid Air』は世界中のファンに深く響き続けている。アルバムのリリース以降も、ロミーは数々の注目コラボレーションを発表してきた。サンファとの共作「I’m On Your Team」、ドナ・ルイスの名曲を再構築し、映画『アフターサン』の監督シャーロット・ウェルズが手がけたビデオも話題になった「Always Forever」、ジェシー・ウェアとの「Lift You Up」、そしてザ・エックス・エックスのメンバーであるジェイミー・エックス・エックスとオリヴァー・シムとの共演曲「Waited All Night」などがその代表だ。今年の7月、ロミーはEP『Mid Air (Transcendence Remixes)』をリリース。自身のキュレーションによるこの作品は、パリのプロデューサー、ジュリー・デジール、ロンドンのDJルカ・ペリー、サウス・ロンドンのエンジェル・ディーライトといった才能が参加した意欲作だ。これに先立ち、DJ ハートストリング、アイ・ジョーダン、TDJ、ジェイダ・G、プランニングトゥロック、アンツらによるリワークが高い評価を得ている。
そして現在、ロミーはザ・エックス・エックスのメンバーとスタジオで再び合流し、バンドとして新たな音楽制作に取り組んでいる。
