ザ・エックス・エックスの頭脳であり天才、ジェイミー・エックス・エックス（Jamie xx）。昨年リリースされた約9年ぶりの最新アルバム『In Waves』が、ファンのみならず評論家やメディアからも称賛を浴び、年間ベストアルバム・ランキングにも多数ランクイン。また、待望の来日公演はソールド・アウトし、超満員の豊洲PITを熱狂の渦に導くなど、まさに時代の寵児と呼ぶに相応しい貫禄を見せつけた。そんな彼が、待望の新曲「Dream Night」をビジュアライザーと共にリリースした。
「Dream Night」は今年の『In Waves』ツアー中に作った曲なんだ。世界中で素晴らしい人たちに囲まれながら、激しいながらも美しい夜をたくさん過ごせたことは本当に幸運だったと思っている。この曲は、ステージの上でもステージ以外でも経験してきた、音楽とダンスに満ちた素晴らしい夜の積み重ねから、ごく自然に生まれてきたんだ。そうしたすべてに心から感謝しているし、その気持ちをこの曲に込めてシェアしたかった。そして、また誰かの“夢のような瞬間”につながるような曲になったら嬉しいな。ありがとう！ ー Jamie xx
今夏のライブで初披露されて以来、ファンの間で熱狂的な注目を集めていたこの楽曲は、すでにジェイミーのセットにおけるハイライトとして定着。ロンドンで自身が主催するLIDO Festivalではこの楽曲を披露するとともに、ニア・アーカイヴスやスクリレックスとのB2Bも行い、Primaveraのメインステージや、Glastonburyでのシークレット出演など、多くの夏フェスでこの楽曲を通じて観客を魅了してきた。「Dream Night」は、じわじわと高揚感を呼び起こす催眠的なアンセムであり、今後開催されるヨーロッパおよび北米でのヘッドライン公演でも、ダンスフロアを沸かせる1曲になるだろう。
ジェイミー・エックス・エックスは先日、デビュー・アルバム『In Colour』のリリース10周年を迎えた。2015年5月29日にリリースされた本作は、UKダンス・カルチャーを万華鏡のように映し出す作品として瞬く間にモダン・クラシックの地位を確立し、今なおリスナーや批評家たちの間で高く評価され続けている。ロミーをフィーチャーした「Loud Places」、ロマン・ガヴラス監督による壮大なMVも話題になった「Gosh」、ヤング・サグとポップカーンをフィーチャーした「I Know There’s Gonna Be (Good Times)」といった代表曲を収録した『In Colour』は、アンダーグラウンド的な信頼性とポップフィールドでの横断的な魅力を兼ね備えた稀有な作品だった。本作は、グラミー賞、ブリット・アワード、アイヴァー・ノヴェロ賞への複数ノミネートに加え、2016年のマーキュリー・プライズにノミネートされた。リリースから10年を経た今もなお、『In Colour』はその緻密で革新的なプロダクションだけでなく、ダンスフロアに深い感情をもたらした作品として輝き続けている。UKクラブ・カルチャーへの個人的なラブレターが、世代を超えて響くグローバルなステートメントへと昇華された、まさに歴史的な一枚だ。11月14日には、10周年を記念してワンプレスオンリーの超希少ピクチャー盤が発売される。
一方2ndアルバム『In Waves』は、2024年9月20日に〈Young〉からリリースされ、UKアルバムチャートで初登場5位を記録した。ハニー・ディジョン、ジョン・グレイシア、パンダ・ベア、ジ・アヴァランチーズ、ロビン、ウーナ・ドハーティ、そしてザ・エックス・エックスのバンドメイトであるオリヴァー・シムとロミーといった豪華なコラボレーターが参加し、2017年の『I See You』以来となる3人揃ってのレコーディング音源も収録されている。『In Waves』はリリース直後から絶賛を集め、NMEは「完璧」、Clashは「傑作」、Rolling Stone UKは「純粋な多幸感を目指し、それを成し遂げたアルバム」と評している。『In Colour』から9年ぶりとなる本作は、神秘的でスリリングな夜を思わせる感情のクレッシェンドと揺らぎを、ジェイミー・エックス・エックスが音楽で再現した作品だ。大好評を博した2020年のEssential Mixを皮切りに4年の歳月をかけて制作されたこのアルバムは、自己反省の時期を始め、世界的なパンデミック、瞬くようなストロボライトの復活、そして逃避の手段としてサーフィンを愛するようになったことなどが織り交ぜられ、世界的に高い評価を得た前作を凌ぐ作品に仕上がっている。『In Waves』は現在絶賛発売中。国内盤CDには、シャネル・ココ・クラッシュ・キャンペーンのサウンド・トラック用にリリースされたシングル「It’s So Good」がボーナストラックとして追加収録され、解説書が封入。さらに、国内盤CDは黒Tシャツ、日本語帯付き仕様盤LPは白Tシャツがセットされた初回生産限定Tシャツ付きも発売中。LPは通常盤に加え、限定盤（ホワイトヴァイナル）と日本語帯付き仕様盤（ホワイトヴァイナル）が発売中。
リリース情報：
label: Beat Records / Young
artist: Jamie xx
title: In Waves
release date: Now On Sale
https://www.beatink.com/products/detail.php?product_id=14157
label: Beat Records / Young
artist: Jamie xx
title: In Colour (10th Anniversary)
release date: 2025.11.14
https://www.beatink.com/products/detail.php?product_id=15101