ニューヨーク、ブルックリンを拠点とする4人組バンド、Model/Actriz(モデル・アクトレス)が2ndアルバム『Pirouette』(ピルエット)からの新曲「Diva」をリリースした。アルバム『Pirouette』は5/2にTrue Panther Records / Dirty Hitからリリースされる。
新曲「Diva」は威嚇的なサウンドスケープを纏う不穏で魅惑的なトラックだ。ボーカルでフロントマンのコール・ヘイデンは、ツアー中の架空のデートを題材に、旅先で感じた憧れを歌詞に込めている。「Diva」の歌詞は、レコーディング中のスタジオで即興で書かれたもので、これまでで最も没入感のある、フィルターを通さない曲のひとつとなっている。「Diva」は、オープンハートで不気味なトラック「Doves」と、インダストリアル・テクノに影響された「Cinderella」に続くアルバムからのサード・シングルだ。
「『Pirouette』での曲作りは、全体的に今までのどの曲よりも会話的な感じがする。私たちのほとんどの曲とは違って、この歌詞はレコーディング・ブースの中で大部分がまとまった。この曲の舞台はデートで、私がツアー中に実際に行ったデートの数々を参考にしている。具体的には、一夜が明けたらもう二度と会えないかもしれないことに気づいた時、軽薄さが喪に服すことに変わったときのことを思い出して書いた」とボーカルのコールはコメントしている。
新アルバム『Pirouette』では、キャバレーの中にいる様な雰囲気を纏ったロックとエレクトロニック・サウンドの橋渡しをしている。本作ではボーカルのコール・ヘイデンが幼少期に崇拝したブリトニー・スピアーズやマライア・キャリーといったポップ・アイコンを憑依させ、過去と現在を行き来し、本当の自分になるための道を探求している。ダンスフロアに対応した新アルバム『Pirouette』は、彼らの熱狂的なデビュー作『Dogsbody』(2023年)に続く作品だ。アーロン・シャピロの叩きつけるようなベース、ジャック・ウェットモアの攻撃的なギター、ルーベン・ラドラウアーの容赦ないドラムが融合し、コール・ヘイデンがグレース・ジョーンズやレディー・ガガが憑依した様な冷静沈着なヴォーカルで混沌とした彼らの音楽を指揮している。内臓を刺激する様なバンドの演奏は、肉欲的な儀式の空間を作り出しカタルシスをもたらす。
アルバム『Pirouette』は、セス・マンチェスター(ザ・ボディ、バトルズ、リングア・イグノタ、エムドゥ・モクター)が共同プロデュースとミックスを担当し、前作『Dogsbody』でのコラボレーターであるマット・コルトン(エイフェックス・ツイン、ジェイムス・ブレイク)がマスタリングを手がけ、ロード・アイランド州ポータケットのMachines With Magnetsでレコーディングされた。
バンドは今年2月初めに、ニューヨークのアービング・プラザで行われたジャック・ホワイトの公演のオープニングを務めた。バンドはまた、ロンドンとマンチェスターで行われるOutbreak Festival、リスボンとマドリッドのKalorama Festivalに出演に加え、今後の北米+ヨーロッパツアーを発表した。
【アルバム情報】
アーティスト名:Model/Actriz (モデル・アクトレス)
タイトル: Pirouette(ピルエット)
発売日:2025年5月2日(金)
レーベル:True panther / Dirty Hit