昨年もUSツアーを成功させた若手プロデューサーNUU$HI(ヌーシ)。世界で活躍中のそんな彼が、ラッパーのLuther Fisher(ルーサー・フィッシャー)とのコラボEP 「Nu Grunge」をリリースした。
プロデューサーとしても知られるLuther Fisherは、特別な存在感を放つ実力派アーティストとして注目を集めている。そんな二人のコラボEP「Nu Grunge」はグランジやエモ、シューゲイザー等から影響を受けつつも、独自の音楽性でジャンルを超えた新世代サウンドを切り開いている。
力強いビートにNUU$HIの鋭いプロダクションが融合し、そこにLuther Fisherのエモーショナルなリリックとフロウが加わることで、リスナーに強烈なインパクトを与える。トラックごとに異なる感情の色彩を持ち、洗練されたサウンドの中にグランジの魂を宿すこのEPは、聴く者を深く引き込む。
「Nu Grunge」は、単なるグランジやエモの再解釈に留まらず、現代のサウンドと融合させることで、新しい形の音楽体験を提供している。この作品は、音楽ファンだけでなく、新しい刺激を求めるリスナーにも響くだろう。
各トラックは、二人のアーティストが互いの個性を引き立て合うように構成されており、まるで音の会話が繰り広げられているかのようだ。大胆でありながらも緻密に計算されたサウンドメイクは、二人の卓越した技術とセンスの融合を象徴している。
またEPの2曲目となる”If You Let Me”には、LEX、舐達麻、ANARCHY等のマスタリングを手がけたエンジニアの塩田浩が参加している。同曲は「日本のサウンドは世界に負けない」ということを証明するために発足されたプロジェクト「SALT FIELD PROJECT」の一曲としてマスタリングが手がけられており、その重厚なサウンドにも注目である。
今、シーンに新たな風を吹き込むこのEP「Nu Grunge」は、音楽の未来を予感させる重要な作品と言えるだろう。
センセーショナルな作品を要チェック。