2023年にリリースした1stアルバムが、第66回グラミー賞において「最優秀オルタナティヴ・ミュージック・アルバム」、また収録曲の「Not Strong Enough」が「最優秀ロック・パフォーマンス」及び「最優秀ロック・ソング」の計3部門を受賞したスーパーグループ、ボーイジーニアスのメンバーであり、ソロとしても来日ツアーが全日程ソールドアウトするなど高い評価を得ているジュリアン・ベイカー。そして、これまでソロとして通算6枚のアルバムをリリースし、Pitchforkの「Best New Track」に2度選出されるなど高い評価を得ている才媛SSW、トーレスによる夢のコラボレーションが実現し、この超絶ユニットがデビュー・アルバム『Send a Prayer My Way』を4月18日(金)に〈Matador Records〉よりリリースすることを発表した。
それに合わせて、切ない歌詞、鳥肌が立つようなハーモニー、そして高まるペダルスティールギターの音色が特徴で、彼らのカントリー・ミュージックへの愛を体現するとともに、それぞれのソングライティングやジャンルへのアプローチを際立たせた、シングル「Sylvia」をアルバムより先行で公開した。
このアルバムは、2016年に2人が初めて共演した公演後、「カントリー・アルバムを作るべきだね」と言葉を交わした瞬間が、このプロジェクトの始まりだった。これはカントリー・ミュージック界で語り継がれるべき伝説であり、すでにその洗練された歌詞と、リスナーと自らの苦悩を共有する勇気で評価されている2人によるコラボレーションの第一歩となる出来事だった。また、この作品は、最も愛され続けるカントリー・アルバムのように、リスナーに持続的なインスピレーションと支えを与え、誰もが完全に孤独ではないこと、音楽が変わらぬ伴侶であることを思い出させるものとなっている。
以下はアメリカの小説家Elizabeth Wetmoreによる言葉である。
「聞いてください。多くの人にとって、あるいは私たちのほとんどにとって、今年は厳しい年だったかもしれません。これを書いている今は11月半ばのシカゴ、記録的に暖かい秋の中ですが、悪いニュースは次々とやってきます。南部の農村地帯では家族も動物も家も流され、終わりのない山火事の季節が続いています。一部では水が多すぎる場所があり、他の場所では不足しています。私の故郷テキサスでは、まだ子どもと呼べるような年齢の妊婦たちが適切な医療を受けられず命を落としています。あなた自身や愛する人が不法移民、トランスジェンダー、クィア、貧困層、黒人などに該当するなら、さらなる苦境が待ち受けています。そして時に、世界全体が自らを破滅させる決意をしたように感じられることもあります。ジュリアン・ベイカーが「最悪の状況かどうかは、誰に聞くか次第」と歌うとき、それが心に響きます。あなたもそう感じるかもしれません。そして、この期待のカントリー・アルバム『Send A Prayer My Way』は、そんなあなたに寄り添う良き伴侶となるはずです。」
ジュリアン・ベイカー&トーレスによるデビューアルバム『Send A Prayer My Way』は、CD、LP、デジタル/ストリーミング配信で2025年4月11日(金)に世界同時リリース。国内盤CDには、ボーナストラックが追加収録され、解説書/歌詞対訳が封入される。LPは通常盤(ブラック・ヴァイナル)に加え、限定盤(ブルー・ヴァイナル)も発売される。また、日本語帯付き盤も発売される予定。詳細は後日発表される。
リリースinfo
label: Beat Records / Matador Records
artist: Julien Baker & TORRES
title: Send A Prayer My Way
release date: 2025.04.18
国内盤CD (解説書/歌詞対訳付き/ボーナストラック追加収録): ¥ 2,600 +tax
輸入盤CD: OPEN
限定盤LP: OPEN
輸入盤LP: OPEN
https://www.beatink.com/products/detail.php?product_id=14663