ダンス・ミュージックの最も偉大な先駆者であるUnderworldが、2019年の『Drift』以来となるニュー・アルバム『Strawberry Hotel』のリリースを発表した。

アルバムは輸入盤とストリーミングが2024年10月25日にリリースとなる予定で、収録曲からシングル「Black Poppies」が先行リリースとなった。今回のシングルはこれまでのディープな世界観から打って変わって希望に満ちた光を感じさせるメロディーを含んだテイストになっている。

Underworldは1988年にロンドンで結成され、現在ではRick SmithとKarl Hydeの2人からなるデュオとなった。映画「トレインスポッティング」の挿入歌「Born Slippy」(96年)が映画と共に大ブレイクしたことがきっかけとなり、一躍メジャー・シーンに躍り出る事となった。その活躍は音楽作品のみならず、ライヴ、アート、ファッション、映画、コマーシャル、コンピュータと、表現の可能性をどこまでも広げてきた。そのマルチメディア活動の集大成をしたDVD「Everything, Everything」(2000年)をリリースし大ヒットとなった事でその名は世界中に広がり、今年4月にはシングル「and the colour red」を公開し、すでに100万回以上のストリーム再生を記録しているなど世界のダンス・ミュージック・シーンを塗り替え続けている。

ストリーミングだけでなく、世界中の名だたる巨大フェスでもその存在感を発揮している。最近の注目すべき公演には、2024年サマソニでヘッドライナーを務め、ロンドンのソールドアウトしたロイヤルアルバートホール、パームスプリングスのコーチェラでは大きな盛り上がりを見せた。その他にも、ロンドンの電子音楽フェスティバルJunction 2のヘッドライン、そしてオランダのLowlandsフェスティバルでトップに立つなど、第一線で活躍を続けている。

そんなUnderworldが通算11枚目のアルバムとなる『Strawberry Hotel』をリリースする事を発表。収録曲にはシングル『and the colour red』と『denver luna』、そして新作『Black Poppies』など様々なテイストの楽曲が含まれており、メトロノミックなキック・ドラムとロボットのような声だけのサウンドトラックもあれば、何層にも重なったメロディーと陶酔的なノイズに包まれたトラックもあり、非常に複合的な作りになっている。Underworldのメンバー、リックとカールから唯一のアドバイスはこうだ、 「シャッフルしないでください」。

レジェンドの存在でありながら、今なおダンス・ミュージックの限界を押し広げる彼らの動きに注目だ。

<リリース情報>

ニュー・シングル「Black Poppies」

2024年9月6日(金)

試聴・購入: https://virginmusic.lnk.to/UW_BP

<アルバム『Strawberry Hotel』 トラックリスト>

1.         Black Poppies

2.         denver luna

3.         Techno Shinkansen

4.         and the colour red

5.         Sweet Lands Experience

6.         Lewis In Pomona

7.         Hilo Sky

8.         Burst Of Laughter

9.         King Of Haarlem

10.       Ottavia 

11.       denver luna (acapella)

12.       Gene Pool

13.       Oh Thorn!

14.       Iron Bones

15.       Stick Man Test

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