Abletonは、音楽制作と演奏のためのソフトウェア「Live 12.1」のベータテストを開始した。 この無料アップデートには、Live Liteを含むすべてのエディションおよびPushに対して重要な追加と改善が行われている。
Live 12.1で自動タグ付け機能が追加され、ユーザーライブラリ内の適切なサウンドを見つけやすくなった。 新しいタグは、1分未満のライブラリ内のすべてのサンプル、ならびにVST3およびAUプラグインに自動的に割り当てられる。
Auto ShiftはLiveの新しいピッチ補正およびハーモナイズデバイスであり、リアルタイムでボーカルのハーモニーを制御および抽出できる。 Auto Shiftのスケールを選択すれば、専用のサイドチェーンを使用して任意のモノ信号からハーモニーを生成して演奏することが可能だ。
Drum Samplerは新しいコンパクトなサンプルプレイヤーであり、ドラムサウンドを即座に編集できる。 また、LimiterとSaturatorが再設計され、MIDI Editorで、時間、ピッチ、その他のいくつかの基準でノートをフィルタリングおよび選択できるようになった。 さらにLive 12.1では、GlissandoとLFOの2つの新しいMPE変形ツールが登場。これらを使用することで、選択したノートのMPE パラメータのカーブを作成できる。
また、Live 12.1にはPushのアップデートも含まれる。 Push 2と3で、マクロをマッピングしてマクロバリエーションを試したり、セットの整理を行ったりすることが容易になったほか、Live 12のブラウザフィルターも活用できるようになった。Push 3では、エンコーダーをひとひねりするだけで、セット内のすべてのMIDIクリップにすぐにグルーヴを追加でき、スタンドアロン版Push 3がLive の新しいサンプル自動タグ付け機能に対応した。
なお、Live 12ライセンスを所有している場合は、 ベータプログラム* に参加することでLive 12.1 をテストできる。
*注: リリースノートとAbletonベータプログラムは英語のみで利用可能です。
価格とご購入について
ベータテスト期間が終了後、Live 12のライセンスをお持ちの方はLive12.1に無料でアップデートできるようになります。
