AlphaThetaは、2024年5月14日に楽曲管理からDJパフォーマンスまでを統合したDJソフトウェア「rekordbox ver. 7.0.0」をローンチした。

世界中のプロフェッショナルDJに高い評価を得てきたrekordboxは、今回のメジャー・バージョンアップでAI・クラウド・自動化技術を取り入れ、劇的に進化。プラットフォームの刷新と内部処理の見直しにより、CPU処理負荷を最大56%削減し、消費電力も38%削減することで、パフォーマンスが大幅に向上している。これにより、数千万曲が配信されている複数のストリーミングサービスや、自身の膨大な楽曲コレクションから、演奏に使う楽曲を効率的に見つけ出すことが可能になった。

rekordbox ver. 7.0.0では、「MEDIA BROWSER」にアイコン表示を採用。これにより直感的な操作で目的の楽曲に最短でアクセス可能になった。さらに「COLLECTION FILTER」により、追加日、ジャンル、アーティスト、アルバムなどのカテゴリーごとに楽曲をフィルタリングできる。

AI技術を活用した「COLLECTION RADAR」と「STREAMING RADAR」は、類似楽曲を自動でリストアップすることで、DJ自身のコレクションやストリーミングサービスから最適な楽曲を発見する手助けをする。

また、CUEポイントの設定をAIが自動で行う「INTELLIGENT CUE CREATION」は、DJの設定したCUEポイントの傾向を学習し、新しい楽曲にも自動で反映させることで、事前準備の手間を大幅に軽減する。

また、新たにデザインされたGUIは、視認性と操作性を高め、DJの事前準備をスムーズに行える環境を構築する。DUAL PLAYERレイアウトは、2つのプレーヤーの操作をリンクさせる「DUAL CONTROL」機能を備え、作業効率を向上させる。

さらに「COLUMN VIEW」はプレイリストやフォルダの階層を視覚的に確認でき、楽曲やプレイリストの管理が直感的に行える。また、「COLLABORATION PLAYLIST」により、仲間とプレイリストを共有し、B2Bの準備やフェスでのセットリストの共有が容易になった。

なお、rekordbox ver. 7.0.0はオーナー登録を行うことで、DUAL PLAYERレイアウト、COLLECTION FILTER、COLUMN VIEWなどの有償機能が無償で利用可能になり、機器が接続されていなくても使用できる。

所有機器をオーナー登録すればrekordbox ver.7新機能が一部無償で利用可能になる。今回のアップデートで追加された DUAL PLAYERレイアウト、COLLECTION FILTER、COLUMN VIEWなどの有償機能は、オーナー登録対象のDJ機器をrekordbox ver.7を経由してAlphaThetaアカウントに登録すると無償で利用できる。また、一度オーナー登録すれば、DJ機器がPC/やMacに接続されていなくても、これらの機能は使用できる。

rekordbox ver. 7.0.0の詳細は下記リンクにて。

https://www.pioneerdj.com/ja-jp/news/2024/introducing-rekordbox-ver-7/

text by Jun Fukunaga

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